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◆「サンデー系の上位種牡馬、内有利」

　今週も、馬券の楽しみは東京芝1400mや1600m、小倉の芝がメインになりそうです。

　先週の当コラムでは「東京芝1400mは特に内有利が続くはず」と書きましたが、先週末の東京芝1400mは3レースすべてで1枠の5人気よりも人気薄が馬券に。

　土曜東京最終では1枠2番のレッドルモンドが単勝20倍で優勝。ゼンノロブロイ産駒が1、2着。ゼンノロブロイは先週の当コラムで注目血統に上げたサンデー系×ミスプロ系の配合馬。

　前日に公開した予想でも勝負レース指名して3連単19万馬券を本命、3番手、4番手の本線で的中。さすがにここまで型通りに決まればボクでも的中できます。

　また、同じく東京芝1400mで行われた日曜東京4レースも1枠の人気薄(6人気ルナディミエーレ)が馬券に。そしてファルブラヴ産駒が2、3着。なお、今開催の東京芝に出走したファルブラヴ産駒4頭がすべて馬券に。

「内が有利で似た血統が上位を占めやすい」バイアス(偏り)が発生していますので、今週も東京芝1400mに大網を投げる準備しておきます。

　ところで、先週のレッドルモンドの単勝は3時50分頃までは12倍。締め切り10分前からオッズは上昇し始めて10分で最終的には20倍に。一方、馬単1着軸で均等に払い戻されるように総流しした場合のオッズは16倍。3連単も16倍。

　今の競馬は、バイアスを読んで大量投票するプレイヤーも多く、特に東京1400や小倉芝のようにバイアスが顕著に出やすい場は大量投票も発生しやすいです。

　よって、同じ的中確率でも券種の選択によって払い戻し額になかなかの違いが出るケースもあります。バイアス同様オッズの動向にも気を配りたいものです。(なお、こうした「券種によるオッズの違い」を確認するにも、今のJRAのサービスではコストがかかります。オッズは有料で提供されるからです。その是非はともかく、ユーザ向けに得なオッズがわかる情報を無料で提供するのは難しいことにはなりますね)

　さて、オッズの話から血統に戻しましょう。今開催の東京芝はサンデー系の上位種牡馬も好調。ディープインパクト産駒はすでに12頭が馬券になり、複勝率は41％。複勝回収率は121％

　ゼンノロブロイも5頭が馬券に。複勝率50％、複勝回収率132％。ステイゴールドも6頭が馬券に。複勝率33％、複勝回収率123％。

「サンデー系の上位種牡馬、内有利」。このバイアスを重視するだけでも今の東京芝は、まずまずの成果を収められるのではないでしょうか。