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初夏の新馬戦

  • 2016年06月08日(水) 18時00分


◆調教が良いのに走らない馬、逆に調教が悪いのに走る馬は血統的な共通項もある

 新馬戦といえば血統、とベタに思いつきそうなものですが、新馬戦は血統を知れば本当に有利です。

 たとえば調教が良いのに走らない馬、逆に調教が悪いのに走る馬は血統的な共通項もあるからです。

 先週の新馬戦は芝のレースに出走したマンハッタンカフェ産駒が2頭とも連対(6月4日東京5レース、ホットセット2着。6月5日阪神5レース、アンジュシャルマン1着)

 そして、マンハッタンカフェを父に持つジョーカプチーノ産駒のマイネルバールマンも4人気で優勝。同馬が優勝した4日の東京5レースは、先に書いたようにマンハッタンカフェ産駒のホットセットが2着。マンハッタンカフェ系の1、2着だったわけです。

 もちろん、先週の結果を受けてマンハッタンカフェ産駒を推奨しているわけではありません。

 2012年以降「芝の新馬戦」に出走してきた「当日4人気以内」のマンハッタンカフェ産駒は32勝。勝率26.2%。単勝回収率128%と非常に優秀な成績。

 去年までの新馬についての「血統ノウハウ」を知っていれば、今年の2歳新馬も、マンハッタンカフェ産駒から馬券で勝負できます(実際、ホームページで公開している予想でも推奨しましたし「ブラッドバイアス血統馬券プロジェクト」での優秀血統マーク(「血」)もついていました)

 また、先週はサラブレッドクラブ・ラフィアン所有馬が2頭馬券に。「血は牧場が育む」と書いてますように「ラフィアン」は初夏の新馬を収穫するための馬の選抜、育成に長けたクラブ。

 6〜7月の「芝の新馬戦」(2013年〜15年の3年間)は、単勝回収率192%。複勝回収率123%。勝率16%。複勝率46%。

 6月4日東京5レースを優勝したマイネルバールマンはマンハッタンカフェ系のラフィアン所有馬。2着のホットセットはマンハッタンカフェ産駒。6月5日の阪神5レースはマンハッタンカフェ産駒のアンジュシャルマンが優勝。2着はサラブレッドクラブ・ラフィアン所有馬。

 新馬戦は血統を確認しながら馬券を買えば、今後も、レース直後(の払戻金)も楽しめるのではないでしょうか。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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