◆2つの「黄金の種」をどう買うかが重要なレース「競馬は農業スポーツ」だとつくづく思うのです。
強い馬を安定して量産するのに重要なのは、まずは「良い種」(種馬)を選別すること。その種を育むノウハウを「ヒト」が確立することは、まさに農業そのものではないでしょうか。
日本の芝競馬で「黄金の種」は、やはりディープインパクト。しかし名前的には「ステイゴールド」の方がしっくりくるでしょうか。
小倉記念もこの2つの「黄金の種」をどう買うかが重要なレース。もっとも10頭ぐらいが黄金の種なんですよね…ならば、小倉記念で黄金の種を育むノウハウに最も長けているであろう名人に期待しましょう。
リヤンドファミユは黄金の種ステイゴールド産駒。当レースはステイゴールド一族に相性の良いレース。
何より強調したいのは、先週の小倉芝は「母父ヘロド系」が大爆発。該当馬はたったの3頭でしたが、なんと3頭すべてが連対!!!
7月30日の6レースは母父ヘロド系の15人気メイショウメリリーが1着。そして不知火特別では母父ヘロド系が2頭出走。なんとクラウディオスが11人気で1着。アドマイヤツヨシが7人気で2着。先週の小倉芝では究極の黄金の母父でした。
リヤンドファミユの母父はメジロマックイーン。ステイゴールドとの黄金配合でも有名な「ヘロド系」種牡馬。(なお土曜も母父ヘロド系が出走します。亀谷ホームページで無料公開している出馬表は、血統の系統も載っています)
管理するのは池江調教師。ステイゴールド産駒で三冠馬を出した「黄金の種」を育む名人。小倉記念も管理馬が3年連続で連対。3頭ともに前走は7着以下の凡走。休み明けの復活の舞台に当地を選びました。なお、全兄のドリームジャーニーも池江厩舎で当レースを優勝。
もっとも、昨年は池江厩舎で黄金の種ステイゴールド産駒のオーシャンブルーも出走。8着だったんですが。
池江厩舎はサトノラーゼン、ベルーフも出走。サトノラーゼンはディープインパクト産駒。母系にニジンスキーの血も。過去5年の勝ち馬のうち3頭は母系にニジンスキー。小倉記念の勝ち方を知っている母方の血でもあります。
ベルーフの母レクレドールは、黄金の種ステイゴールドと同じダイナサッシュの牝系でサンデーとディクタスの配合馬。ただ、人気でもありますので、順当な復活ですかね。
(ちなみにヘロドは約300年前の種馬。血統学? 的には違和感、というか無茶苦茶な分類なのですが、ワザとやってます。この名称であえて呼ぶ簡単な理由は、ノーザンダンサーもミスプロもヘイローもナスルーラも経由しない系統は超特殊だから)
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