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共同通信杯

  • 2005年02月07日(月) 12時58分
 ストーミーカフェにはいくつもの課題があったが、ことごとくクリア。期待以上の素晴らしい内容で春のクラシックに大きな展望が広がった。まず、単騎の逃げに持ち込めたことも味方したが、折り合い面に大きな進境が見られた。前半の半マイルが47.7秒、5F通過が60.0秒。理想の平均ペースに持ち込めた。3角過ぎでひと息入れ、後半の半マイルが47.8秒。見事なバランスの平均ラップ。ただ一本調子で逃げ込んだのではなく、坂でひきつけて11.3秒、突き放してみせた。

 東京1800mをこの好内容で押し切れるなら、中山の2000mは大丈夫。時計も2分00秒0なら押し切れる計算がたったことになる。他馬より2キロも重い58キロだったのだから、とにかく立派の一言だ。

 前走、若駒Sで2着に粘ったケイアイヘネシーが出ていたのでレースレベルも問われたが、これをまったく問題にしなかったところも強気になれる。

 2着ダイワアプセットは距離を克服しての好走だったが、故障安楽死はかわいそうだった。

 ニシノドコマデモは、スタートで出遅れたこともあるが、使って良化型なのだろうか馬体が少し緩んでみえた。次のレースで再評価したい。ロードマジェスティは絶好の気配にみえたが、力不足だったのだろう。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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