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好走の条件

  • 2005年03月02日(水) 13時53分
 バランスオブゲーム、キーンランドスワンと6歳馬が健在です。それに、7歳馬のカルストンライトオも。以前の数え方なら、7歳と8歳です。

 この年齢の馬なら、これまでの付き合いも長く、それぞれの長所、短所は、漠然とながら分かっています。どういう時が一番強いか、その強い姿を頭に浮かべ、ずっとレースを見てきました。重賞の常連たち、年を重ねてなおその立場を守っている馬たちには、その戦う自分の型を持っているという共通点があるようです。だから、戦いやすい条件を求め、それさえ合致すれば健闘できるので、競走生命が長いということでしょう。

 中山の1800m、あるいは2000m、この内回りの4つのコーナーのあるレースは、重賞でトリッキーなシーンを見せてきました。だから、脚質がポイントになることが多く、これにスピードの活きる馬場コンディションが加われば、もう駄目という馬も出てきます。

 バランスオブゲームは、この馬自身のことを含め、条件さえ整えばこれだけ走ると改めて証明してくれました。ただ、この先があるのかとなると、ちょっと物足りない面があって、中山記念の勝利にプラスアルファを感じないところに盛り上がりを欠きます。春の目標が安田記念だそうで、G1の壁を打破できるかどうか、この一年は最後の勝負の年になりそうです。

 一方のキーンランドスワンは、7勝のうち6勝が1200mという短距離のスペシャリスト。昨年3着だった高松宮記念へのリベンジという光明が見えた勝利でした。G1馬カルストンライトオ、それにメイショウボーラー、そしてプレシャスカフェと、こちらは盛り上がってきました。新旧の戦いという側面もあります。

 勝利のレーシングフォーム、それをどれだけつかんでいるか、競馬を面白くする要件がそこにあります。

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ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。

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