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さすが公営の第一人者

  • 2005年04月13日(水) 12時30分
 西でも東でも、公営から中央に乗りに来る騎手の活躍が目につきます。それでも東西の事情は少し異なっていて、大井や船橋からの参戦はそれほど多くはありません。

 ニュージーランドTをマイネルハーティーで勝ち、JRA重賞2勝目を挙げた大井の内田博幸騎手は、前日はトゥインクル競馬。夜の騎乗を終えて翌日が中山というハードな日程ながら、その日は3勝もして、さすがに公営の第一人者の存在を示しました。つい先日はドバイWCにも騎乗、広く知られるところで、中山のウィナーズサークルでは多くのファンの声援を受けていました。

 マイネルハーティーの中村均調教師は、終いを生かす競馬をお願いしたが、さすが達者と絶賛。最後方から直線大外一気の追い込みを決めた内田騎手は、こんなに素晴らしい馬に乗せてもらえ、持ち味を生かせて嬉しいと語っていました。その内田騎手の言葉のひとつひとつから、とても爽やかな物を感じました。

 中央で乗るときはいつもテン乗りだから、一戦一戦、集中してレースに臨んでいます。なるべく、その馬の特徴を聞くようにして、返し馬では、馬の持っている雰囲気を感じ取るようにしています。中央にはなかなか乗りに来られないが、チャンスがあればどんどん乗ってきたい。地方の砂とは違う芝の競馬、肌でしっかり受け止めている自信が感じられました。

 中村調教師が、追い出すと内にモタれるところを直していきたいと言っていたことについて内田騎手は、レースに影響するほどのことはありません。追い出そうとすると馬がちょっと反抗するだけで肩ムチを入れ操作すれば問題はありません。と述べていました。

 いつも感じる果敢なプレイは、こうしたどんな状況にも全力で対応しようとする姿勢から来るものであり、これが多くのファンの心をとらえているところでしょう。

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ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。

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