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安田記念から見えてくるもの

  • 2005年06月07日(火) 16時30分
 200名とも言われた香港からの競馬サポーターのお陰もあってか、安田記念は盛況のうちに終りました。スタンドに陣取った彼等の"加油(頑張れ)"の声援。これぞ国際競走の雰囲気が一杯でした。

 アジアマイルチャレンジの第2戦。初戦の香港チャンピオンマイルから中2週という日程が、遠来の客にはきつかったのではないかという思いが残りました。この点は、来年の日程工夫を待ちたいところです。

 さらにはこのシリーズに他国の参戦、たとえば、豪州、シンガポール、さらにはドバイ、欧州といった広がりがみられるかどうかの期待もふくらみます。とにかく、新しいステップを踏み出したこの試みは、注目されます。

 いまや世界中の競馬統括団体から、アジアは関心の的になっています。アジアサーキットの動向は、世界の競馬を動かしかねないところに来ています。競馬の仕組の違いを認識して、この先の競馬がどうあるべきかの検討はどんどん進められていくことになるでしょう。イギリスのキングジョージが終ると、各国の統括団体の責任者が一堂に会することになっていて、その場で、日本や香港からどんな言葉が発せられるか、注目されているそうです。競馬はグローバルの方向に、確実に突き進んでいます。

 国内の競馬の深刻な問題もあります。その中には、地方のこと、生産地のことも含まれていて、そんなに簡単ではありません。

 その向かうべき方向のひとつに、海外があることは論を待ちません。どうバランスを取りながら新しい姿をめざしていくか、とにかく困難な道のりに入りました。知恵と的確な判断と、もとめられるひとつひとつの難問にどう対処していけるか、目がはなせません。

 さらには、競馬に我々が何を望んでいるかの再考も必要でしょう。安田記念から見えてくるものは、そのひとつの答えでしょう。

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ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。

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