▲QE2世Cの出走予定馬全頭をまるごと解説!(撮影:斎藤修)
今年はアルアインとダンビュライトが挑むQE2世C。過去日本馬が4勝、昨年もネオリアリズムが制しているレースだが、今年は例年以上に海外馬が強力で馬券も難解となりそう。中央競馬だけでなく海外競馬の馬券も当ててみたい、でも出走馬のことを全く知らない方も多いはず…そこで! netkeiba編集部がQE2世Cの出走予定馬を全頭解説! 経歴、重賞戦績などから各馬の特徴を掴み、馬券検討にお役立て下さい。
QE2世C・全頭解説リスト
※並びはゲート番号順
パキスタンスター(香・セ5)
独国産・香港調教の5歳セン馬。強烈な末脚を武器に、4歳クラシック路線で活躍。昨年の香港クラシックC、香港ダービーはいずれも2着だったものの、香港史上初の三冠馬に輝いたラッパードラゴンに肉薄した。その後挑んだ昨年のQE2世Cでは、ネオリアリズムにこそ敗れたものの、当時のこの路線の最強馬・ワーザーには先着し、超一線級でも通用することを証明した。
しかし、その後は自身の悪癖が露呈し、6月のプレミアムプレートでは、自ら止まってレースを止めてしまった。結局そのレース以降はしばらく出走できず、2月の香港ゴールドCでようやく復帰。そこから3戦続けて4着と、歯がゆいレースが続いている。力は間違いなく上位だが、果たしてどこまで力が出せるか?
イーグルウェイ(香・セ5)
豪州産・香港調教の5歳セン馬。パキスタンスター同様、昨年の香港4歳クラシックにすべて出走するも、いずれも4着以下に敗れている。その後、4月に行われたクイーンマザーメモリアルC(香G3)で、昨年の香港マイルを勝ったビューティージェネレーションらを下して重賞初制覇。これが唯一の重賞勝ちで、その後は8戦して特別戦を1勝したのみ。今回のメンバーに入ると、やや分が悪い印象。
ピンハイスター(香・セ4)
新国産・香港調教の4歳セン馬。ライアン・ムーアを背に、今年の香港ダービーを最後方から目の覚めるような脚で差し切り勝ちし、世代の頂点に立った。勢いそのままに、初の国際G1レースへ駒を進めてきた。今回はムーアからモレイラに戻るが