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【秋華賞】帰厩から最終追い切りまで 三冠狙うアーモンドアイの調教過程を徹底分析!

  • 2018年10月12日(金) 18時01分
GIドキュメント

▲オークスで二冠達成時のアーモンドアイ (撮影:下野雄規)


春の二冠牝馬アーモンドアイ(美浦・国枝栄厩舎)。9月12日に福島県のノーザンファーム天栄から帰厩し、牝馬三冠がかかる秋華賞へ直行ローテで挑む。10月10日に最終追い切りを終えた同馬。仕上がりや状態はどうなのか。帰厩してからの約1か月間の調教過程を徹底分析! (netkeiba取材班)

今回、100%の状態には仕上げていない


 結論からのべると、今回のアーモンドアイは100%の状態には仕上げていない。今秋の最大目標はジャパンカップ。そこへピークを持って行けるよう、かつ牝馬トリプルクラウンを達成するため最小限で動ける状態に仕上げることをテーマに調整を積んできたように感じる。

 9月12日の美浦帰厩から翌週に坂路で4F55秒5。足慣らし程度にはちょうどいい内容で、すぐに時計を出せたことで牧場での調整が至極順調だったことがわかる。

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▲帰厩直後のアーモンドアイ (撮影:佐々木祥恵)


 本番2週前も坂路で併せ馬。3馬身ほど前を行く先行馬をアッサリ捕らえ、動かせば素晴らしいということを確認できたが、デビューから常にウッド主体で追い切られてきた馬が休み明けでまたもや坂路? 何かしらの不安点を抱えていることが多いケース。

 オークス上位馬の度重なる戦線離脱。アーモンドアイ自身にかかった負担の大きさが心配されたが、1週前のウッド調教でその不安は払拭された。ルメール騎手を背に古馬OPのロジチャリスを2馬身ほど前に行かせる併せ馬。道中14秒台のラップで折り合いはピタリ。3コーナーの入りで若干体が浮きそうになったが、ハミをかけるとしっかりと体が沈み込み直線へ。

 最後に苦しくなった相手をしり目に手綱は微動だにせず、軽くうながす程度でグンと反応し1馬身ほどの先着。背丈が伸びた分でフォームが大きくなり前脚の叩きつけ方はかなり強くなったが、推進力は失われておらず、ラストの切れ脚はこの馬らしさが全開。さすがと言わざるを得ない動きを披露している。

 数字は6F82秒8-12秒7。オークスの1週前の時計が6F82秒6-12秒3。ウッドの状況の違いを差し引いても同等の内容で動けている。

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