スマートフォン版へ

【無料】新旧勢力がぶつかる一戦、真の生きる道を見い出せるのは果たして

  • 2019年02月16日(土) 12時00分

ダート界の大きな潮流は変わらないが…


 昨年の最優秀ダート馬のルヴァンスレーヴは休養中だが、交流GI全日本2歳優駿を勝ち、ジャパンダートダービーも勝って世代の頂点に立ち、さらには、南部杯、チャンピオンズCも勝って現役最強を明確にしているこの馬が4歳馬というところに意味がある。

 今週のフェブラリーSでは、これまで、世代交代のシーンを度々見せてきた。この5年でも、コパノリッキー、モーニン、ゴールドドリームと4歳馬が勝ってきたが、昨年は6歳馬のノンコノユメがゴールドドリームを破ったことで、不透明な部分を残してきた。そこに登場したのがルヴァンスレーヴで、この4歳馬がフェブラリーSに出ない今年は、はっきり世代交代と言い切ることはできない。

 ただ、実績No.1の6歳馬ゴールドドリームが南部杯でルヴァンスレーヴに、東京大賞典ではオメガパフュームにといずれも4歳馬に破れているし、ノンコノユメとて、いずれのレースでも遅れを取っていたのだから、ダート界の大きな流れには変わりはないと見たい。

 今回のフェブラリーSで、例えば6連勝のインティが一気に頂点をきわめることがあれば、昨年の最優秀ダート馬との対戦が見たくなる。この5歳馬が、ここからどうステップアップするか、この一年の大きな関心事になっていくのだが。

 今から10年前、4歳馬サクセスブロッケンが勝ったフェブラリーSは、その対戦相手から完全な世代交代だった。ともに7歳になっていたJRAGI3勝のカネヒキリ、2勝で連覇を狙うヴァーミリアンとこの1、2番人気馬を6番人気のサクセスブロッケンが見事に倒したシーンは、鮮明に記憶している。誰しもが世代交代を認識したが、その後ダート界を背負ったのは、このとき4着だった4歳馬エスポワールシチーの方だった。

 大きな流れができても、その中でのせめぎ合いは残るということ。今年は、有力な前哨戦のひとつ東海Sでインティが、根岸Sではコパノキッキングが名のりを上げ、新しい流れが生まれていることは間違いない。

 旧勢力がその実績を生かす結果になれば、この流れにストップがかかるが。「どこでも自分の置かれた場所で一生懸命努力すれば、そこに真の生きる道を見い出せる」の言葉にぴったりの馬がどれになるか、今後も含めて見極めていきたい。

このコラムの通知を受け取りますか?

お気に入り

このコラムの通知を受け取りますか?

お気に入り

すでにお気に入りに登録しています。

登録済

ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング