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【無料】今週の出来事と、阪神大賞典

  • 2019年03月15日(金) 12時00分

いい意味で変わらないことは日々の積み重ねから生まれる


 今日、3月15日は武豊騎手のお誕生日で50歳。とても見えないですよね〜。

 特に個人的な驚きは、姿勢や体型、そして何よりも顔が老けない。

 以前、あまりにも劣化しない状況に、「特別なサプリでも飲んでいるのですか?」とうかがってしまったほど。

 だって世の女性は日頃からパックをし、エステに行き、化粧品にこだわり、日焼けしないようにと努力して美肌をキープするというのに…。なぜ?日に照らされながらも、あの肌をキープできるのか…?

 実は私も今週で44歳を迎えました。

 子供時代&騎手時代にタップリと紫外線を浴びたゆえ、顔のシミと年齢と共に深まるシワは凄まじく、日々いろいろと試しているものの年々残念な状況に…。羨ましさと共に、ほんとに不思議だなぁ〜と感じています。

 さて変わらないと言えば、今週、同期である柴田未崎騎手と食事をしました。

 柴田大知・未崎兄弟と言えば、競馬学校時代から真面目で常識人。その姿が20年以上たった今でも変わらないどころか、より真摯に仕事と向き合い過ごしている姿に心打たれました。騎手復帰を果たし、2015年には関東から関西へと移籍をした未崎君。

 ゼロからとなる人脈作りや騎乗馬を確保していく状況は並大抵の苦労でなく、しかも昨年は勝ち星が0という状況下。そんな中でも黙々と日々の調教に励むと共に、週2回は京都にあるトレーニングジムへと通い、自身の体とも向き合いながら過ごしているのです。

「正直、去年は心が折れそうな時もあったけど、きちんとすべきことをしていれば必ずチャンスはある」と、自分に言い聞かせながら歩んできたとのこと。

 そんな中で今月、手にした小倉での勝利や、調教から携っている馬が課題を克服して1つでも上の着順となった時の喜びは大きい様子。

 そんな未崎君の姿には、ほんとに学ぶことが多く、頭の下がる思いとなりました。

 さぁ今週行われる阪神大賞典ですが、注目となるのが前走1年以上のブランクで勝利をおさめたシャケトラでしょう。

 今回ですが、担当の上村助手は、「状態は間違いなく前回以上だけど、この馬は気持ちが大事。それだけに相手云々ではなく自分次第なところも…」と。

 しかも今回は3000mの長丁場。

 春の天皇賞では掛かってしまっただけに、折り合い面も気になる所ですが、今回はこれまでの経緯から1度放牧に出しており、それが良い方向に導かれる気がします。

 それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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