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秋のGI戦を前にして

  • 2005年09月21日(水) 18時16分
 面白いシーズンに入りました。競馬場の帰りに声を掛けてくれる皆さんの顔も輝いています。期待感、それは競馬の場合、先の目標がしっかりしているからで、この時期のオープン馬の戦いには、タイトルを意識した切羽詰まるものもあります。

 秋のGI戦の勝ち馬をというアンケートに答えなければなりません。これぞという馬がいればいいのですが、そんなに簡単なものではありません。こういう時のディープインパクトの存在は有り難いですね。とりあえず菊花賞はこの馬と書くべきでしょう。競馬サークルを挙げて無敗の三冠馬を願っているのですから。秋華賞は、比較的トライアルと直結するレースで、ローズSの結果が出ているので一応はここから考えることができます。その先のGI戦は、天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念のチャンピオンシリーズは、昨年一押しで注目し続けていたゼンノロブロイがまた登場する予定なので、よほどの事がない限り、これと言うことになるでしょう。

 自分にとっては、シンボリクリスエス、ゼンノロブロイとこの3年間は、とても良い気分にさせてくれた馬たちです。

 さし当たってはスプリンターズSが問題です。ここ5年の勝ち馬は、3頭がセントウルSからのステップで来ており、あとは安田記念とアイビスサマーダッシュが前走の競馬です。この中からの選択もいいのですが、香港からの出走があれば、今年は少し変わった見解にしようかとも考えています。

 エリザベス女王杯は思い切って世代交代と考慮し、マイルCSは現在物色中といったところ。ジャパンCダートは、ダービーグランプリでカネヒキリが圧巻のダート無敗を守ったことで応援の意味をこめて指名することになるでしょう。残るは2歳牡牝のチャンピオンです。本当は10月が終了してから検討すべきですが、今決めるとなれば、新種牡馬アグネスタキオン産駒の勢いをとなるでしょう。

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ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。

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