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三冠に向けて、文句なし

  • 2005年10月11日(火) 20時38分
 ディープインパクト三冠達成への期待が、日増しに高まってきました。どこへ行っても、どこの会に出席しても、その話題で持ち切りです。そろそろ、それこそインパクトのある快挙があってほしいという願いが強く、それは競馬ファンの皆さんと一体化しています。

 ダービーのとき、ディープインパクトの馬像が東京競馬場に登場し、そこまでやらなくてもという声も聞かれましたが、それだけ期待が大きいということで、今の競馬を取り巻く情況を明るいものにするためには仕方がないではないかと、結局みんなが容認したようです。この馬像、京都競馬場にも登場するのでしょうね。

 それにしても、この重責を担う武豊騎手は大変でしょうね。これまでの三冠馬とくらべ、今年ほど最初から三冠、三冠と言われた馬はいませんでした。

 三冠を戦う中で一番の鬼門は、今では中山の皐月賞だと思っています。以前は、皐月賞がスピードのある馬で、ダービーが運のある馬、菊花賞が実力のある馬と言われていました。ところが、フルゲートが18頭になった現在は、ダービーがスピードがあって強い馬で、トリッキーなコースの中山の皐月賞が運が左右する、となっているようです。

 コース、枠順、展開、脚質といった要素がどうかみ合うか、内回りで小回りを乗り切るムズカシさは、戦ってきた騎手の口から度々語られてきました。

 ディープインパクトがその難関をどう突破するか一番注目していましたが、あの強さ。

 これではダービーは文句なしという読みでした。このところ、ダービーの本命はずっと勝ち続けています。18頭なら、そうなるでしょう。そして、いよいよ菊花賞ですから、無事に来ているこの秋、ディープインパクトの無敗での三冠は間違いないと言っても過言ではありません。小泉さんではありませんが、圧勝というのが今年の傾向でしょうか。

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ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。

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