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【CBC賞】“福永騎手だからこそ勝てた”悪天候で際立つブレない騎乗

  • 2019年07月04日(木) 18時01分
哲三の眼

▲不良馬場で行われたCBC賞、レッドアンシェルは今回が重賞初制覇(c)netkeiba.com


今週はまたまた福永祐一騎手が登場! 6月は安田記念に始まり、JRA通算2200勝を達成、重賞舞台でも3勝の大活躍となりました。不良馬場の短距離ハンデ重賞と荒れそうな雰囲気が漂うなか行われた先週のCBC賞でもさく裂した安定感は、40歳を過ぎてなお試行錯誤を繰り返しながらスタイルを確立させていく福永騎手だからこそのものでした。上っ面の騎乗フォームからは想像もつかない奥深さ、オリジナリティーを発揮し続ける騎乗ぶりに迫ります。(構成:赤見千尋)

自然と得する形に持ち込む道中の運び方


 今週も(福永)祐一君がいい騎乗を見せてくれました。特に日曜日の中京メインCBC賞。1番人気レッドアンシェルに騎乗して、中団からきっちり差し切りました。

 先々週、ユニコーンSの時にもお話しましたが、今の祐一君の競馬の組み立て方がすごくいいなと思っていて。今回は1200mということで、さらにそういう良さが出たかなと思います。

■6月30日 中京11R(9番:レッドアンシェル)

 まずスタートを決めて、しっかりスピードに乗せていく。以前だったら

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1970年9月17日生まれ。1989年に騎手デビューを果たし、以降はJRA・地方問わずに活躍。2014年に引退し、競馬解説者に転身。通算勝利数は954勝、うちGI勝利は11勝(ともに地方含む)。

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