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【キーンランドC】洋芝適性を重視して買えば…/古澤秀和

  • 2019年08月23日(金) 18時00分

力勝負と考えて、体幹がしっかりとした馬を選んでいきたい(C)netkeiba.com


 こんにちは、古澤秀和です。

 今週はキーンランドCが行われますが、このレースに出走を予定している有力馬につきまして、馬場を踏まえながら、馬体的見地から考察していきたいと思います。

【馬場】

 先週の札幌の馬場を見ると、メインの札幌記念で軽いタイプのワグネリアンが負けてパワータイプのブラストワンピースが完勝したように、洋芝らしくパワーが求められる馬場状態です。

 また、先週からCコースが使われていますが、枠順や脚質による大きな偏りはありませんでした。力勝負と考えて良く、しっかりと筋肉が付いていて、体幹がしっかりとした馬を選んでいきたいと思います。

【馬体考察】

アスターペガサス(父:ジャイアンツコーズウェイ 母父Trippi)

 500キロ近く馬体重がある馬ですが、コンパクトにまとまっています。重心が低めの箱型の体型で、正に短距離馬という感じです。ジャイアンツコーズウェイ産駒で母系もエンドスウィープの系統ですし筋肉量も豊富。

 京都の葵Sで1:08.0で走っているように軽い芝もこなせますが、本領は函館適性が高いように洋芝で発揮されるのでしょう。今回は札幌ですが、全く問題はありません。馬体写真からは仕上がりも良さそうで、ここも好走できそうです。

セイウンコウセイ(父アドマイヤムーン 母父Capote)

 2017年の高松宮記念勝ち。一時期は調子を崩していましたが、馬体写真を見ると無駄肉が取れてグンと良くなっています。肩回りやトモの張りも良く、背中から腰に掛けてのラインも力強くなっています。

 6歳になりましたが、調子は上向きです。無駄肉はありませんが、筋肉の質が強く洋芝も問題ないタイプ。ここ2走に続いて好走できそうです。

ダノンスマッシュ(父ロードカナロア 母父Hard Spun)

 高松宮記念は枠順が悪かったのにもかかわらず、人気を背負っていたので正攻法の競馬。4着に敗れましたが、当然といったところでしょう。前走は薬物問題で除外。

 今回の馬体写真を見る限り、影響は皆無と言って良いでしょう。トモの筋肉が張り詰めていて、あばらも薄っすら浮いて仕上がりも文句なし。元々GI級の素質は持っていましたが、この秋の飛躍に向けて良い競馬ができそうです。

ハッピーアワー(父ハービンジャー 母父ディープインパクト)

 ハービンジャー産駒にしては無駄の無い体付きで、きっちりと付くべきところに筋肉が付いています。肩回りも力強いですし、トモの肉付きも良い感じ。

 飛節もハービンジャーのそれは直飛になりやすいですが、この馬については良い角度が付いています。それでいながら力感は素晴らしいので、状態も良いと思います。立ち回り次第では強敵相手でもチャンスはあります。

リナーテ(父ステイゴールド 母父Orpen)

 新馬を勝ってからもたつきましたが、ここにきてグングン成績を伸ばしてきました。牝馬ですが、馬体に重厚感が出てきて、非常にどっしりとしています。兄のサトノダイヤモンドは全てのパーツが長くて、長い距離に向いていましたが、こちらはそれよりもどっしりとしている分短距離に向いているようです。

 今回は相手が強化されるので、展開次第というところもありますが、デキは引き続き良いので、流れ一つで好走は可能でしょう。

【総括】

 この他にも有力な馬はいますが、現状ではダノンスマッシュ信頼、セイウンコウセイやハッピーアワー、アスターペガサスなどを中心に考えたいと思います。馬場適性を重視すれば先週の札幌記念のように必然と馬券は絞れると思います。あとは調教や枠順、当日のパドック次第で。

 今週のパドックからの直前情報の対象競馬場は新潟ですが、このレースのパドックはモニターでチェックして、レースの発走15分前くらいに『ウマい馬券』の直前予想を出したいと思います。そちらにも、ぜひご注目下さい。



■プロフィール
古澤秀和(ふるさわひでかず)
 2002年に雑誌「競馬王」でデビューしたのを機に、プロ予想家としての活動を開始。中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。必ず開催競馬場に足を運び、生の馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。それを基盤としながら、血統やレースリプレイ、過去データ分析などのファクターを絡めて予想している。主に各馬の「適性」を見極めることに注力し、「適性外の条件で惨敗」→「適性条件で巻き返し」というパターンに重点を置いた予想を展開。これにより、複勝10倍を超えるような穴馬も高頻度でピックアップしている。

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高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。ときに冷静に、ときに大胆に直球勝負で攻める予想家たちの熱き見解は必見。 関連サイト:ウマい馬券

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