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【フェブラリーS】ここ4年で馬場傾向、枠傾向が大きく変わった

  • 2020年02月18日(火) 18時00分
馬場虎太郎

昨年は4枠から逃げたインティが優勝し、2・3着も内枠勢が占めた(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規


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 フェブラリーステークスは「外枠有利」と言われることが多いレースだった。2014年は7枠のコパノリッキーが16番人気(単勝272.1倍)で1着。6枠より外が1〜3着までを独占。

 だが、ここ数年のフェブラリーSは「外枠」はさほど有利ではないことも多い。2016年以降の近4年のフェブラリーSは6番人気以下で3着内に好走した馬は3頭。2016年に7番人気3着のアスカノロマンは2枠。2018年に6番人気3着のインカンテーションは3枠。2019年に8番人気3着のユラノトは2枠。いずれの馬も3枠より「内枠」だった。

 特に2019年はトラックバイアスも「内有利」と判定。1着のインティは4枠から逃げる形。2着のゴールドドリームは3枠。3着のユラノトは2枠。3番人気のオメガパフュームは8枠で10着に惨敗。4番人気だったコパノキッキングは7枠で5着。外枠の人気馬が馬券圏外に消え、内枠が恵まれた。

 今開催、東京ダート1600mで古馬の上級条件(2勝クラスより上)も内枠が恵まれている。古馬混合のレースは2レース。4番人気以下で3着内に好走した3頭は全てが3枠より内。勝ち馬はどちらも1枠。今開催の東京ダート1600mも内枠有利のトラックバイアスが多い。近年のフェブラリーステークスや今開催の傾向からは「内枠有利」な状況も想定される。(もちろん前日で極端な外有利の傾向に変わっている場合もある。その場合は外枠を狙う)

馬場虎太郎

南部杯で先行して優勝したサンライズノヴァ(c)netkeiba.com、撮影:高橋正和


 サンライズノヴァの前走、武蔵野ステークスはトラックバイアス「外有利・超差有利」と判定。二桁位置取り馬が1〜3着までを独占。波乱の決着となったレース。先行した馬にとっては絶望的な展開、馬場だった。

 フェブラリーステークスには今年で3年連続の出走。結果は出ていないものの、当時はゲートの出も安定せず、後方から追い込む形をとっていた馬。近2走の南部杯、武蔵野ステークスでは先行する形をとっており、前走に関しては速いペースでの追走ができている。

 近年のフェブラリーSのレース傾向は、道中から流れにのって先行する馬も有利になりやすい。サンライズノヴァの脚質が変わってきたことは今のフェブラリーSでは良い兆候。内枠に入れば、過去2年と以上の好結果も期待できる。

殿堂入り予想家となった馬場虎太郎のフェブラリーSの予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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