馬場渋れば荒れる可能性も?!

　今週から函館開催がスタート。昨年は仕事で最終週に函館へお邪魔しましたが、本当にいいところですよね。食べ物は美味しいし、あの空気感もすごく好き。今年も行けると思っていましたが、現状を考えるとかなり難しいかも知れません。でも、競馬場で調教を見ることができたので、その経験を予想に活かして頑張りたいと思います。

　そして、今週末の東京、阪神は雨の影響を受けそうな天気予報。特に阪神は週中から雨か曇りという天気予報ですから、相当馬場が悪くなる可能性があると考えています。ゆえにマーメイドSも雨予想をするつもりですが、そうなるとかなり荒れる可能性もあると思います。

【エプソムC/サトノアーサー】

　2018年の勝ち馬。その後1走はしましたが、1年の休養を挟んで現在に至っていますが、勝った時と今の違いは調教場所。CW中心の追い切りに坂路を併用していた当時とは違い、今は坂路オンリーの調教内容となっています。それゆえに勝ち鞍こそありませんが、堅実に走ることはできています。

　今回の最終追い切りももちろん坂路。4F目最速ラップが踏めなかった点は六甲S2着時と同じですから、さほど気にならないかも知れません。ただ、何度も手前を替える動きは東京新聞杯4着時には見せていなかったものなので、このあたりをどう判断するかで印の順位が決まってくると思います。

【エプソムC/アイスストーム】

　前走は2ヶ月ぶりのレースということもあってか、最終追い切りがCWでした。今回は最終追いが坂路。当然、坂路での最終追いも勝利経験があるので、この調教場所の変化は特に気になりません。そして、調教とは関係ないところで1800m実績が素晴らしいことを思えば、重賞を制するに最適な舞台かも知れません。

　ちなみに中2週での重賞は中日新聞杯3着時と同じ。この時は1週前追い切りが金曜日に坂路でしたが、その点は今回も同じ。4F目が速いラップを踏んでいるという点でも同じなので、調教内容としては評価を下げる点はないと思います。

【マーメイドS/センテリュオ】

　昨年は中2週とレース間隔が詰まったローテーションで4着。ここまで間隔を詰めたのはこの時が初めてだっただけにそれが少なからず影響したという可能性はあったかも知れません。今年は約3ヶ月というレース間隔ですが、これは2018年都井岬特別を勝った時と同じローテーションになります。

　ちなみに当時は6本の坂路追い切りでしたが、今回も同じ。最終追い切りが単走という点も同じですが、中間の併せ馬の本数は今回の方が少なくなっています。2週前追い切りのクルーガーとの併せ馬では楽な手応えと思わせながらも、追ってからひと息。この時点ではどうかと思いますが、最終追い自体は動けていると思います。

【マーメイドS/レッドアネモス】

　2歳時からCWでの追い切りの動きは素晴らしいものを見せていて、前走福島牝馬Sあたりではそこに微妙な変化がありながら、成長を見せる調教内容だったと感じています。レース結果としては6着でしたが、ちょっとちぐはぐになった部分もありましたから、仕方ないところだと思います。

　この中間はほぼCWでの追い切り。1週前追い切り、最終追い切りともに北村友一騎手が跨りましたが、最終追いはワグネリアンに追いかけられながらも交わさせない動き。これを見ると、やっぱり食指が動きます。ただ、馬場が悪くなっても走れるタイプというわけではないと思うので、そのあたり、当日の馬場状態は気になるところでしょう。

【マーメイドS/サラス】

　昨年の覇者。昨年は1600万下(現3勝クラス)を3着しての出走でしたが、今年は新潟大賞典をひと叩きしての2走目。中4週というローテーションは昨年と同じなので、調教内容の比較はするべきだと思います。

　昨年はパールSの1週間後、5月12日には坂路で15-15の時計を出し、じわじわと追い切りのペースを上げていく調教内容。対して、今回は同じ在厩調整だと思いますが、新潟大賞典の後に時計を出し始めたのは6月3日。かなり遅い始動です。このあたりは長期休養明けをひと叩きしたことで慎重な調整なのかも知れませんが、やっぱり昨年と同じ評価というわけにはいかないでしょう。

◆次走要注意

・6/7　2歳新馬【プレジールミノル】(6人12着)

　スタートで出負けしたこともあり、後方からのレース。そんなこともあって、3コーナーから押し上げていくレースでしたが、終始外々を回る展開で距離ロス大。結局、しんがり負けになってしまいましたが、追い切りの動きだとこんなことはないはず。次走未勝利戦へ向けて調整していくとのことですから、そこでの巻き返しに期待です。

[メモ登録用コメント]　[阪神芝1400m]最終追い切りで併せ先着なら勝ち負け。

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