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「先週の競馬&セレクトセール」 ―中京記念の見解―

  • 2020年07月17日(金) 12時00分

当歳セールで思わず見惚れた馬とは


 コロナ、どんどん人数が増えており心配&不安になりますね…。

 移動中はマスク、帰宅後やホテルなどにチェックインした際はすぐさま手洗い&うがいを心掛けてはいますが、本当に今後どうなっていくのでしょうか?

 さてそんな中ではありますが、今年も無事にセレクトセールが行われ、大盛況の結果に。

 特に1歳においては、ディープインパクト最後の年。それもあって、高額馬が。シーヴにおいては5億円。

 私もこの2日間は、グリーンチャンネルでセリの様子を見ていましたが、2日目の当歳馬において、シャケトラの下であるサマーハの仔がでてきた瞬間は釘付けに。

 まさに息をのむような美しさに、生まれて始めて「お金持ちになりたい」と思ってしまいました…(笑)。

 もちろん普段から仔馬をみているわけではないので、どういった馬が競走馬として大成するなどの判断は全くわからないのですが、サマーハの仔は、吸い込まれるような美しい顔つきが過去の名牝たちと重なるのです。

 気持ち的に、ずっと見ていたい、見ていてあきない…そんな思いに。

 当歳ゆえ、まだまだ時間がありますが、とにかく無事にデビューをし、走る姿を見てみたい気持ちになりました。

 さて話は変わり先週の七夕賞ですが、勝利したクレッシェンドラヴは大きくポイントは2つあったように思えます。1つは、道中のめりそうな場面で内田騎手が手綱を短くして馬を引き起こし、バランスを維持。そしてもう1つは、3・4コーナーで大外をまわらず馬群を捌き、馬場内目のギリギリ良いところを選択したことだったと思います。

 内田騎手は先週に引き続いての重賞連勝。また馬自身も昨年から2キロ増に加え6か月振りの休み明けと、決して好条件ではない中での勝利。お見事でした。

 さぁ今週の中京記念ですが、当初は安田記念で変わり身を見せたケイアイノーテックに注目をしていました。というのも、安田記念の前あたりから上体が起きての追いきりフォームとなっており、安田記念でも穴馬として注目をしていた馬。

 今回の最終追いきりでも、引き続き上体を起こしてのバランスの良い走りに見受けられますが、少しだけ安田記念の方が、ストライドが大きかったようにも…。

 また鞍上が初コンビゆえ、その点に期待しすぎるのも…と少し迷いも。そして今の阪神はある程度の位置で競馬をしないと結果がでないようにも…。ということで軸馬の選択はもう少し考えます。

 それでは皆さん、週末はフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。

 ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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