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【キーンランドC】期待の星! 坂井瑠星騎手の若手らしからぬレースセンス

  • 2020年09月03日(木) 18時00分
哲三の眼

重賞初制覇のエイティーンガール(提供:デイリースポーツ)


降り続く雨のなか、重馬場で行われたキーンランドCは4歳牝馬エイティーンガールが勝利。これが重賞初制覇となり、更なる大舞台、スプリンターズSの優先出走権を獲得しました。鞍上の坂井瑠星騎手が同馬に騎乗するのはこれで4回目。“続けて乗せてもらって結果を出すこと”は騎手として大きな財産になる、と哲三氏。秋に向けてさらなる活躍を期待しながら、今回のキーンランドCを振り返ります。

(構成=赤見千尋)

継続騎乗で結果を出す…騎手としての大きな財産


 キーンランドカップは5番人気だったエイティーンガールが直線よく伸びて重賞初制覇。鞍上の坂井瑠星騎手は4度目の騎乗で勝利を掴みましたから、本人的にはようやく結果が出せたと感じたのではないでしょうか。

 四位(洋文)君からの乗り替わりで始まって、最初はすごい脚を使って3着に入りましたが、その後2戦は7着7着。自分のやりたいことと、競馬でやっていいことが少し違っていたのではないかと感じていて、今回はそこをしっかり掴んだなと。

 僕は基本的に『前に行く方が有利』と言うことが多いですが、もちろんそうではない場合もあって、エイティーンガールに関して言えば、あんまり行かない方がいいのではないかと思っていました。続けて乗せてもらったからこそ、そこをしっかり掴んで、今回は揉まれないポジションの中で、内に入り過ぎず、外に出し過ぎずのコースを通れたことが勝ちに繋がったのではないかと思います。

 2着だったライトオンキューが見え過ぎて、もうちょっと外の位置の近くにいたくなる展開だったと思いますが、

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1970年9月17日生まれ。1989年に騎手デビューを果たし、以降はJRA・地方問わずに活躍。2014年に引退し、競馬解説者に転身。通算勝利数は954勝、うちGI勝利は11勝(ともに地方含む)。

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