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【セントウルS】“普通に乗る”が難しい! 1番人気のトライアルレース

  • 2020年09月17日(木) 18時00分
哲三の眼

重賞6勝目を挙げたダノンスマッシュ(提供:デイリースポーツ)


今週はセントウルステークスと、日曜日の中京8レースを振り返ります。セントウルステークスは1番人気ダノンスマッシュが快勝。前走から続けて手綱を取った三浦皇成騎手は、哲三氏が期待を寄せるジョッキーのひとりだといいます。そして日曜日の中京8レースも、1番人気のハギノリュクスが勝利。2勝目を挙げたばかりのこの馬には“ダートですごい馬の特徴”があるそうで…。

(構成=赤見千尋)

結果もついてきた! とてもいいトライアル


 セントウルステークスは1番人気だったダノンスマッシュが快勝しました。これまで(川田)将雅君や(ダミアン)レーン騎手、(福永)祐一君などさまざまなジョッキーが乗ってきて、安田記念から2戦続けて三浦(皇成)君が騎乗していましたが、ここにきて馬自身充実期に入ったと感じるレースでした。

 今回の騎乗に関して言えば、俗に言う“普通に乗った”という印象ですが、1番人気のトライアルですから普通に乗るのも難しいわけです。レース前には、「○○しよう」という想いはあると思いますが、それをし過ぎることなく、無駄なことはしないという騎乗でした。

 ダノンスマッシュのフォームがずっといい形で走れていましたし、馬も走りやすかったのではないかと。次走に向けていい内容で、そこに結果もついて来たわけですから、とてもいいトライアルになったと思います。レース後、次走は将雅君とコンビを組むと報道されていましたが、

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1970年9月17日生まれ。1989年に騎手デビューを果たし、以降はJRA・地方問わずに活躍。2014年に引退し、競馬解説者に転身。通算勝利数は954勝、うちGI勝利は11勝(ともに地方含む)。

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