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【近藤龍徳×藤岡佑介】外野の声は気にならない!「踏み込んだ発信」がポリシー /第4回

  • 2021年03月11日(木) 19時01分
with 佑

▲近藤龍徳選手の人間的魅力が止まらない! (C)netkeiba.com


競輪の近藤龍徳選手(愛知支部所属)をゲストにお迎えしての異業種対談。アスリート同士であり友人同士でもあるふたりが、コーナー初のzoom対談でトークを展開中です。

さて、そんな楽しい対談もいよいよ最終回。最後のテーマは「30代のアスリートとして」です。年齢と成績が密接に関係するアスリートの世界。今やっておくべきことは何なのか。また、業界を背負う立場にもなり、メディアでの発信をどうしていくべきか。最後まで本音満載でお届けします。

(取材・構成=不破由妃子)

アスリートとして“30代”をどう過ごすべきか


──近藤さんは1月20日に30歳となり、佑介さんは間もなく(3月17日)35歳を迎えるわけですが、アスリートとして、それぞれ30代という年代をどう捉えていますか?

佑介 ジョッキーとして以前に、最近は自分が意外と年を取ってきていることに引いてます(苦笑)。いつまでも若いと思っていたのに、昔から仲良くしてきた先輩たちのなかには、もう40歳になる先輩もいますからね。ビックリです(笑)。

近藤 30代を半分過ごして、前半はこういうことをやっておいたほうがいいとか、何か気づいたことはありますか? 僕はまだ30歳になったばかりなので、佑介くんが経験から学んだことを知りたいです。

佑介 キャリアとしても体力的にも30代は一番いい年代だと思うけど、何か新しいことにチャレンジするなら30歳前後がいいと思う。というのも、俺は28歳のときに長期で海外へ行ったんだけど、今振り返ると「よく行ったなぁ」と思うもん。今、同じように長期で行けと言われても、絶対に行けない。もちろん、行ってよかったとは思ってるけどね。

with 佑

▲「新しいことにチャレンジするなら30歳前後がいい」 (C)netkeiba.com


近藤 今は行けないというのはなぜですか?

佑介 はっきりした理由があったり、頑張ったらコレがある! という目的や成果が見えていれば別だけど、やって意味があるかどうかわからないものに飛び込むことができなくなってくるから。だから、気持ちも体も若いうちに、いろいろチャレンジしたほうがいいと思うよ。

近藤 そういうもんか…。

佑介 最近もさ、コロナの影響で時間ができたから、何か新しいことを始めようと思ったの。で、ずっとやろうと思っていてできなかった英語の勉強をしようと思ってね。

 俺は継続するのが苦手で、馬の癖を日記のようにつけたりしていたこともあったんだけど、どうしても続かない。だったら、英語でその日記をつけたら一石二鳥なんじゃないかと思って、英語版の競馬用語集みたいなものと日記帳も用意したけど……開けてないからね(苦笑)。

近藤 わかります(笑)。今はスケジュールをスマホで管理しているんですけど、宿舎にはスマホを持ち込めないので手書きのものも必要だなと思って、やる気を出すためにエルメスの手帳を買ったんです。

 でも、その手帳を使ったのは、見事に3日でした(笑)。三日坊主っていう言葉を作った人は天才ですよね。ホントに3日しか続かないですもん。

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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。

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