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クラシック候補続々登場

  • 2006年02月15日(水) 23時51分
 共同通信杯のアドマイヤムーン、きさらぎ賞のドリームパスポートと、クラシック戦線に名乗りを上げました。ともに松田博資厩舎、これに京都で2勝目を楽勝で飾ったキャプテンベガが加わるので、この春、手駒が揃ってきました。これで3月の前哨戦でどんな戦い方になっていくのか興味がわきます。

 通常、同厩舎の場合使い分けをすることが多いので、その辺の行方に関心が集まるところです。そしてもうひとつ、そのパートナーが誰に落ちつくかです。クラシックを戦うには、どれだけその馬を知り尽くしているかが肝要で、それは陣営が特に気にするところです。次のレースでははっきりしているでしょう。

 前哨戦といえば、東京のセントポーリア賞も重要なレースです。最近でも、ハイアーゲームがここを勝ってスターダムにのし上がっていきました。その頃は1800mだったのが、今年は2000mで行われました。よりクラシック、それもダービーを意識できるレースになったと考えられます。

 今年の勝ち馬がトーホウアラン、ダンスインザダーク産駒でした。京都の新馬2000mをスケールを感じさせる快勝で、セントポーリア賞は、誰よりもパートナーの藤田騎手にとって試金石の思いが強かった一戦でした。そして期待どおりの勝利、確信を深めたことは間違いありません。この春の下馬評を勝ち得たと言ってもよく、次の一戦でさらにはっきりしてくるでしょう。

 とにかく、2月で2勝目を挙げた馬には、次のトライアルのチャンスが見えています。

 さらには、相変わらずの西高東低の傾向の中で、どれだけ東の陣営が意地を見せるかにも関心があります。ジャリスコライトには、その大将としての期待がかかっていますが、脇を固める2番手、3番手の登場こそ、大きな意味を持つのですが。

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ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。

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