2勝クラス組は負けた馬でも巻き返し可能
ローズSはオークス上位馬が強いレースだが、今年出走するのが上位といっても4、5着馬、さらに当時の人気が10番人気と7番人気というのは微妙なところだ。それでも明らかに強そうな上がり馬がいるわけではない以上、重視せざるをえないところでもある。
タガノパッションはこれまでいろいろなパターンの競馬ができているし、未勝利戦で重を克服しているので台風の影響が残ったとしても大丈夫。今回も差しではあると思うのでアタマまで届き切るかは分からないが、上位争いはするだろう。
アールドヴィーヴルは桜花賞・オークスとも5着だから、一定以上の能力は保証付きだ。ただ地力でねじ伏せる1着のイメージは湧きづらい。人気ではあるが1着固定に決め打てず、さりとて切ることもできないという難しさはある。
オークス組ではクールキャットとエンスージアズムも出走しているが、14着や18着まで大敗した馬は例年の相場だと狙いづらい。このレースは人気薄の前走条件戦組が馬券のポイントになりやすいので、このあたりを拾うよりは人気薄の前走1勝クラス組を少しでも多くヒモに組み入れたほうがよいというのが個人的な考えだ。
オヌールはフローラSで不発に終わったが、良いところはありそうな馬。位置をとっても上がりが落ちにくいというところに強みがあるので、今回はある程度良い位置を取ってほしい。
オパールムーンは、距離延長については問題ないだろう。ただ継続騎乗だけにまた後ろからの競馬になる可能性は大。上がり最速で5着、のような競馬になってしまう可能性もある。
前走2勝クラス組は負けてきた馬もこれまで馬券に絡んできたので、エイシンヒテンあたりを狙ってみたい。今回は主張すればハナに行けるだろう。
前走1勝クラス組は上がり最速で勝ってくるというのが好走馬のパターン。今年の該当馬はプリュムドールとレアシャンパーニュだ。