3月の日経賞に続いて重賞3勝目を挙げたウインマリリン(撮影:武田明彦)
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、秋の中長距離GIに繋がるオールカマーを取りあげます。1番人気のレイパパレが4着と敗れるも上位人気決着した一戦で、いかに巧みに大きな払戻金を獲得したのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、南関競馬を出自とするビッグバン氏です。先週のセントライト記念での90万円超の大勝利につづき、2週連続での当コラム登場となりました。
今回は、調教動いた2番人気優勝のウインマリリンを本命に推します。前走の天皇賞・春は5着でしたが、「レコード更新したレースを控えて中団前外につけ終始外回り」して勝ち馬と0.9秒差だった内容を評価しつつ、上積みがかなり期待できると読み切ったのです。
また、5人気2着のウインキートスも、前走の札幌記念での1.1秒差9着を休み明けでスムーズさ欠いたためとジャッジ。ひと叩きしての巻き返しが可能とみて▲印を打ちました。
そして馬券は、◎ウインマリリンを頭固定した3連単219.8倍を500円的中。今週の重賞でも10万円超の払戻金を達成したのです。予想結果は
こちら もうひとりは、厩舎の勝負所を探る戦略馬券師・ランス氏です。勝負気配濃厚と名前を挙げたのが、「春競馬は早めに切り上げたのが奏功し、オールカマーに向けて充分すぎるほどの調教を積めた」ウインマリリンと3番人気3着のグローリーヴェイズでした。「両馬ともに申し分のない仕上がりで、叩き台というより結果が欲しいレース」と考え、2頭をそれぞれ1着に固定した3連単を狙います。
さらに、「ひと叩きの利がある」ウインキートスを3番手にしっかりと選び◎→▲→○で的中。3連単219.8倍を800円購入し、17万円超のリターンに成功したのです。予想結果は
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