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【ジャパンC予想】得意の東京で大躍進のあるオーソリティがコントレイルを破って新王者の称号に立ち向かう/倉本匠馬

  • 2021年11月26日(金) 18時00分

前走は得意の東京で着差以上に強い競馬をしたオーソリティ(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規


展開予想
スローペース

《一言コメント》
 開催が進むにつれて内の馬場はハゲかかっているものの、まだまだインが残っており意外と逃げ馬も善戦しているかなと。また、今年のジャパンカップは典型的な逃げ馬不在のメンバー構成で、ペースが読みにくいのでその辺りが的中のポイントとなりそうだ。内目に有力馬が揃っただけに大波乱まではなさそうだが、隊列次第では穴馬が飛んでくる可能性を秘めているので取捨選択には気を付けたい。基本的には買うべき馬が限られているので、取りやすいレースと言えそう。

各馬の並び
先行
オーソリティ
キセキ
ブルーム

差し
アリストテレス
グランドグローリー
コントレイル
サンレイポケット
シャドウディーヴァ
シャフリヤール
ジャパン
マカヒキ
モズベッロ
ユーキャンスマイル
ワグネリアン

追い込み
ウインドジャマー
ムイトオブリガード
ユーバーレーベン
ロードマイウェイ

Vポジション候補
圧倒的に先行馬が少ないメンバー構成なので、
【逃げ馬と先行馬、好位から運ぶ馬】としておきます。

主に有力馬で該当するのは、
1.オーソリティ
2.コントレイル
3.ブルーム
となりそうだ。

有力馬解説(A〜Eの5段階評価)
1.コントレイル
展開◯ 馬場◯ コース◎
前走はエフフォーリアにこそ屈する競馬であったが、グランアレグリアには先着したことを考えると決して悪くない走りであった。また、昨年2着に好走しているように東京2400mは相性の良いコースで、内枠に関してもプラスに働きそうである。ここは上位評価が必要な1頭で、引退レースでも力が入る一戦となりそうだ。

総合評価
B

2.シャフリヤール
展開◯ 馬場◯ コース◯
前走は雨の影響を大きく受ける敗戦で、決して力負けによる敗戦ではなかった。ただ、古馬相手に真っ向勝負で勝ち切るほどの迫力は感じられない印象で、正直言って過剰評価が否めない存在かなと。ここは人気を加味しても相手の押さえまでが妥当で、この馬が馬券から外れると美味しい馬券となりそうだ。

総合評価
C

3.オーソリティ
展開◯ 馬場◯ コース◎
前走は得意の東京で着差以上に強い競馬で、このコースならばGIでも十分に勝ち負けできる逸材である。また、先行馬が少ないメンバー構成も大幅プラスで、スッと前目から運べればかなり期待できそう。ここはルメール騎手の継続騎乗にも大注目で、他馬の乗り方次第では逆転までありそうだ。

総合評価
B

4.ユーバーレーベン
展開◯ 馬場◯ コース◯
3歳牝馬にとってかなり有利の舞台となるが、東京2400mは同世代のレースでも制しているように侮れない存在かなと。また、今のパワーが求められる東京もベストで、ポジション取り、動き次第ではあっと言わせる場面も十分にありそう。ここは評価を落とすことは禁物で、相手には必ず取り上げたい1頭である。

総合評価
C

オススメの穴馬
1.グランドグローリー
展開◯ 馬場◯ コース◯
実績やポテンシャル云々よりも、走法がかなり日本の馬場向きの印象で残りの海外馬2頭よりも狙いはこちらかなと。また、世界的にもトップクラスまで成長したC.デムーロ騎手の来日も心強い要素で、内枠でグッと脚を溜めれば弾けるぐらいの力はありそう。ここは相手の穴馬に取り上げたいところで、2・3着に絡めば高配当となりそうだ。

総合評価
C

 以上のようにそれぞれ計5頭をピックアップした上で、5段階評価で上位の馬をジャッジした。馬場の面で今の東京はやや特殊なのでシャフリヤールなどの取り扱いがかなりのポイントとなりそうで、明暗を分ける可能性があるだけにそこだけはキッチリと取捨選択しておきたいところ。今週は雨が降らなさそうな雰囲気だけに先週との違いを明確にして、土日の馬場に関しては必ず確認したい。

 2021年のGIは回収率164%と絶好調の結果を残すことが出来たので、大舞台であるジャパンカップについても高配当を狙っていきたい。ぜひ、読者の方は日曜日の最終的な◎のジャッジに期待して頂き、高配当をゲットして本格化するGIシーズンに向けて良い流れを掴んで欲しい。



■プロフィール
倉本匠馬(くらもとたくま)
 インターネットメディア(ブログ・Twitter)などで競馬予想家アドマイヤ君として自らの予想術を駆使して、多数の読者・フォロワーを集める。無料・有料メールマガジンでの予想配信も行う。

【経歴】
2013年 マイナビ主催の競馬予想登竜門で優勝し、競馬予想GP公認プロとしてデビュー
2014年 倉本匠馬に改名。重賞レースで年間約140%の回収率をたたき出す
2015年 ほぼ4年に渡り競馬予想GPにて中央競馬予想家2位を継続。(2017年現在も)また、重賞レースで年間116.6%、GIレースでは232%の回収率を計上。
2016年 e-SHINBUNにおいて『fourmarks~新星競馬予想家の多角分析~倉本匠馬produce』の新聞販売開始。

【予想を主としてるファクター】
展開予想
→Vポジションという理論を使い、そのレースの中で最も恵まれるポジションを割り出し、勝ち馬を見つけ出す。

Vポジションとは
『その競馬場のコース形態や距離、当日の馬場状態、メンバーなどを考慮した上で、勝つ可能性が高い位置取りのこと』です。各レースの逃げ馬から最後方までの馬の並びやペースなどを予測し、そこから一番有利に働く馬のポジションを導き出し、勝ち馬を見つけ出す理論。

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。ときに冷静に、ときに大胆に直球勝負で攻める予想家たちの熱き見解は必見。 関連サイト:ウマい馬券

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