中京芝2000で行われるハンデ戦。17年から施行時期が3月から12月に移った。ディープインパクト産駒が強いレースのひとつで、サトノガーネット、ギベオン、サトノノブレスと過去5年で3勝している。いっぽうでサドラーズウェルズ=フェアリーキングの血を引く馬の激走も目立ち、20年はシゲルピンクダイヤ(母父ハイチャパラル)が9人気2着、19年はサトノガーネット(母父ヴィクトリーノート)が8人気1着、16年はファントムライト(父オペラハウス)が9人気2着。(解説:望田潤)
アドマイヤビルゴサトノソロモンの全弟で、母イルーシヴウェーヴは仏1000ギニー馬。3代母エコーズはコリダ賞(仏G3・芝2100m)勝ち馬でイッテツの母母。ディープ産駒で母系にゴーンウエストが入るのはケイアイノーテックやショウナンアデラと同じでストライドで走る配合だが、母父イルーシヴシティがモルニ賞(仏G1・芝1200m)に勝ったパワースプリンターなのでパワーと機動力も兼備。弱点が少なくOP特別やGIIIなら相手ナリに走れるし、ここも好位差しで手堅い。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○
キングオブコージオマール賞(仏G3・芝1600m)2着ハラジュクの半兄で、母ファイノメナは愛1000ギニー馬ナイタイムの全妹にあたる。ナイタイムは名馬ガイヤースやマンノウォーS(米G1・芝11F)のズコヴァを産み繁殖としても優秀。ヌレイエフ≒サドラーズウェルズの3/4同血クロスは