近年の馬番別成績を見ると…
1番人気の予測されるナミュール(父ハービンジャー)が大外18番枠になってみんな驚いた。しかし、例えば内の5番枠や、中ほどの11番あたりを引き当てたら、もっと不安が増しただろう。
桜花賞が1987年からフルゲート「18頭」になって過去35回。馬番別の成績は次のようになる。(2006年までの20回は旧コース。取り消しは2番が2回。3番と7番が1回。横の数字は馬券に絡んだ3着以内率)
1番【2-2-1-30】.143 2番【0-1-1-31】.061
3番【0-1-3-30】.118 4番【3-1-4-27】.229
5番【0-0-0-35】.000 6番【1-2-1-31】.114
7番【1-3-1-29】.147 8番【5-2-1-27】.229
9番【8-1-4-22】.371 10番【2-0-3-30】.143
11番【0-2-3-30】.143 12番【0-3-3-29】.171
13番【2-4-3-26】.257 14番【2-2-3-28】.200
15番【3-2-1-29】.171 16番【0-3-1-31】.114
17番【1-3-1-30】.143 18番【5-3-1-26】.257
馬連の連対馬は、三等分すると内枠1-6番が計「13頭」。中盤7-12番が「27頭」。13番より外枠が合計「30頭」だった。
▽キャリアの浅い3歳牝馬同士。強力な先行力がないと、内枠の馬は外から被せられる。内有利なオムスビ型の旧コース時代を合わせても内枠は良績がない。
▽中ほどの馬は快走しているが、これは多頭数の大レースでは珍しいこと。桜花賞は能力差の大きい組み合わせなので、スムーズに流れに乗れるからか。
▽連対馬が一番多いのは意外や外枠の馬。少々のコースロスはあっても、馬群に包まれる危険が少ない。内のライバルを見ながらレースを展開できる。
また今週も波乱の危険はあるが、実際は幸運の18番を引いたナミュールに期待する。前回の1分33秒2は、桜花賞の歴史の中でも4位に相当する。もともと差し馬なので、外から自分のリズムで流れに乗れるはずだ。
母は、歴史的な大仕事をしたマルシュロレーヌと半分以上同血の姉。3代母キョウエイマーチは1997年の桜花賞馬。1994年の桜花賞馬オグリローマン(オグリキャップの半妹)も、同じ名牝クインナルビーの子孫になる。
今度は少し控えて進みそうなサークルオブライフ、阪神JFの内容がいいラブリイユアアイズ、理想の外枠を引いたプレサージュリフト本線。穴馬はライラック、内のナムラクレア、ピンハイ、アルーリングウェイ。