スマートフォン版へ

【セントライト記念予想】セントライト記念はスプリント力や馬力が問われる特殊舞台

  • 2022年09月16日(金) 19時00分
今週末はセントライト記念!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る

鍵は加速優れたスプリント力 ダンチヒ系血統に注目


 日本の芝競馬は「スピードの伸び」は世界屈指のレベルにあります。その反面、スプリント力、馬力は欧州の競馬に比べればレベルは落ちます。

 その象徴は、サンデー系が欧州ではダンチヒ系を圧倒するまでに勢力を拡大できていないことでしょう。欧州でサンデー系を走らせるとすればダンチヒ、サドラーズウェルズの力を借りる必要もあります。

 欧州の名馬バーイードも父はダンチヒ系のシーザスターズ。東京芝2400mのジャパンカップを勝つのは難しいとは思いますが、欧州で日本のトップホースに負けることは、おそらくないでしょう。ディープインパクトが敗れた凱旋門賞で優勝したレイルリンクもダンチヒ系のダンジリ産駒でした。

 そして、日本のレースでも、欧州的な馬力、加速に優れたスプリント血統が走りやすい舞台もあります。まさに、セントライト記念の舞台は、スプリント指向の血統馬やダンチヒ系の加速力が活きます。

 主流距離ではない非根幹距離に加え2度の急坂越えによって伸びのあるスピードが削がれ、加速力が問われるためです。

 昨年に9番人気で1着のアサマノイタズラも母父が芝1200mのGI勝ち馬キングヘイロー。父がサンデー系(大系統)でヘイローのクロスを持つ馬。

 2020年1着のバビットも母父がヘイロー系。芝1200mのGIも勝っているタイキシャトル。3着のガロアクリークは父がPサンデー系で芝1200mを勝っているキンシャサノキセキ。

 ヘイローをクロスしてノーザンダンサー系のスプリント力を強化すると、伸びを失う代わりにスプリント力が強化されます。なお、先週のセントウルSでレコードを記録したメイケイエールもヘイローとダンチヒをクロスした馬です。

 スプリント指向の加速力血統が走る場合、ダンチヒ系も走りやすくなります。2018年1着のジェネラーレウーノは母父がダンチヒ系のロックオブジブラルタル。3着のグレイルも母父がダンチヒ系のロックオブジブラルタル。

 ローシャムパークは父がダンチヒ系でありデインヒル系でもあるハービンジャー。レイルリンクの父ダンジリの産駒。急坂を2回越えるコースで伸びが削がれ、ダンチヒ系の加速力が発揮される舞台は歓迎。名牝エアグルーヴ牝系。重賞でも通用するスケールの裏付けも十分。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のセントライト記念予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング