【サウジアラビアRC予想】今回の勝ち負けだけでなく将来性も占う予想を
過去の好走馬には名を挙げた馬が多数
まだ歴史の浅い重賞だが、昨年3着のスタニングローズは、のちのオークス2着馬で、次週の「秋華賞」の有力馬。
2020年の勝ち馬ステラヴェローチェは、やがて日本ダービー3着。2019年の勝ち馬サリオスは翌春の牡馬クラシックを2着、2着し、今年は日曜の毎日王冠の有力馬。2018年の勝ち馬グランアレグリアはGIを6勝。さらに2017年のダノンプレミアムなど。
2歳秋のGIII重賞だが、好走馬はのちのビッグレースで何頭も快走している。今回の勝ち負けだけでなく、未来につづく展望もテーマになる。
人気のノッキングポイントの父モーリスは、海外を含めGIを6勝し、現在は注目の種牡馬。母チェッキーノは2016年のオークス2着馬で、祖母ハッピーパスは京都牝馬Sなど5勝馬。その半姉シンコウラブリイは通算10勝も記録した名牝。
新馬勝ちしたこの東京1600mは、上がり33秒2。最後の1Fは11秒1の圧勝だった。3馬身以上も離されたその新馬戦の「2、4、5」着馬はすでに勝っている。6月の東京で勝って、ここを狙うのが近年のパターン。ノッキングポイントの連勝が期待できる。
相手を絞りたいが、センスの光るシルヴァーデューク(サンデーサイレンスの3×3)、先週ソダシに見劣らない動きを見せたドルチェモア(母アユサンは桜花賞馬)、フロムナウオン(中間シュネルマイスターと再三併せ馬)の3頭は甲乙つけ難い。馬場の回復が遅れると、パワー兼備のドルチェモアが逆転候補の筆頭か。
以下、勝負強かったマイネルケレリウス、意欲的に追って動き良化のレッドソリッドも大きな差はないと思える。頭数は多くないが、必見の一戦。