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【毎日王冠予想】毎日王冠は欧州血統でJRAのマイル戦に適応する馬を狙う

  • 2022年10月07日(金) 19時00分
今週末は毎日王冠!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
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能力の重要度は舞台設定によって変わる!!


 先週の凱旋門賞もそうだったように、競馬は「ゆっくり追走して脚をタメ込む」能力も問われるゲーム。

 その能力の重要度は、舞台設定によって変わるわけですが、ザックリとタイプ分けするのであれば、欧州競馬はスタミナを温存する能力は世界最高峰。

 そして毎日王冠は、末脚を溜め込む能力に優れた欧州型血統。欧州主流血統の基礎系統であるノーザンダンサー系を父か母父に持つ血統馬が走りやすいレース。(国別血統タイプはスマート出馬表を参照)

 昨年の勝ち馬シュネルマイスターも父は欧州型ノーザンダンサー系のキングマン。ゆっくりと追走して末脚を爆発させることが得意なドイツ牝系。

 話は逸れますが、もしもシュネルマイスターをアガカーン殿下が購入してフランスの調教師に預けていたら、どんな走りができるのか? は興味はあります。ボクはフランスのG1も勝てると思います。

 現実にはありえないことですが、似たような可能性は競馬では常にあると思うのです。日本の条件馬の中には、若駒の頃からフランスの一流調教師が管理すれば、凱旋門賞を勝ち負けできる馬が何頭もいると確信しています。

 話を戻します。ようするに、毎日王冠で上位に走りやすい血統馬は、ケンタッキーダービー上位馬の血統傾向に比べれば凱旋門賞上位馬に近い方が走りやすいレース。

 ただし、今年の凱旋門賞上位馬が毎日王冠に出ても惨敗することでしょう。日本の芝マイル競走に適応できる鍛錬を積まれていないからです。

 つまり、毎日王冠は欧州指向の強い血統馬ながら、日本の芝マイル競走でも高い適応性を示せる鍛錬を積んだ馬が走りやすいレース。昨年の勝ち馬シュネルマイスターもNHKマイルCを勝って当レースに出走していました。

 ジャスティンカフェは父が欧州型のエピファネイア。母父も欧州型のワークフォース。道中をゆっくり追走させて末脚を爆発させることが得意な血統。

 戦歴は4勝すべてがマイル戦。将来的にも、道中ゆっくり追走して外を回す競馬でも届くレースならばオープンクラスのマイルでも勝つことはできるでしょう。

 前走のエプソムCも今回と同じ東京芝1800mですが、タフで末脚が削がれる馬場。末脚のスピードを生かしてマイル重賞を勝っていたタイムトゥヘヴン、ザダルが5着以下になったように末脚のスピードが伸びず、先行したノースブリッジが優勝。

 それでもジャスティンカフェは上がり33秒5の脚を使って4着。気になるのは週末の天気ですが、予報を見る限りはエプソムカップよりは末脚のスピードを発揮できる路盤になると予想しています。(先週の凱旋門賞は◎が2着に走ったものの、天気予想は大ハズレだったので説得力には欠きますが)

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の毎日王冠予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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