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【クセ馬図鑑 #3】韓国では優等生にキャラ変! ラプタスは大好きなあの子と一緒にいると落ち着く?

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  • 2022年10月31日(月) 18時01分
“クセ馬図鑑"

▲テンションの高さが魅力なラプタスと担当の堀江厩務員(撮影:大恵陽子)


個性的で、時に“クセ馬”と呼ばれるけれど、憎めない愛らしさも持つ馬たちを紹介する「クセ馬図鑑―愛すべき強者たち―」。今回は、軽快な逃げでダート短距離で活躍を見せるラプタスです。

今秋には韓国に遠征したのですが、なんとセキフウが大好きなことが判明。トレセンでは落ち着いて歩けないラプタスも、セキフウがいることでものすごい変化を見せ、担当の堀江尚行厩務員は思わず泣きそうになったのだとか。

レースではザルをひっくり返したような馬具であるホライゾネットを着用し、ベールに包まれた素顔。JBCスプリントを前に調教担当の三浦康徳調教助手と担当の堀江厩務員に伺いました。

(取材・構成:大恵陽子)

ホライゾネットがズレながらも、ごぼう抜き!


──現在、ラプタスの調教を担当している三浦調教助手はデビューからしばらくの間、普段の世話も含めて担当されていたそうですね。デビューした頃のラプタスはどんな馬でしたか?

三浦 最初の頃はまだ大丈夫でしたが、調教で速い時計を出すにつれてテンションが上がっていきました。他の馬が来ると、今でもギャーってテンションが上がります。相手が暴れると、「その倍を暴れたるぞ」くらいの勢いです。デビュー2戦目はテンションがめちゃくちゃ上がって2桁着順になってしまったので、冬の小倉に滞在してレースに臨むことにしました。

“クセ馬図鑑"

▲ラプタスの調教を担当している三浦康徳調教助手(撮影:大恵陽子)


──競馬場に滞在して調教も行えば、少しは落ち着いてレースに臨めそうですね。

三浦 それが、どえらいテンションが高くて(苦笑)。レースは向正面で我慢できずに引っ掛かっていって、最下位。その次のレースからダートを使うことになりました。

──初ダートで未勝利勝ちを決めたレースは衝撃的でした。出遅れて、ホライゾネットがちょっとズレたのを幸英明騎手が走りながら修正して、そしてすごい脚で差し切り勝ち!

三浦 ゲートの中で突進か何かして、顔を上下した時に上から被せていたホライゾネットの頭の部分が引っ掛かって破れてしまい、緩まって動いていました。スタートしてしばらくして幸さんがそれを戻してくれて、最後はマクり勝ちでした。僕はゲートまで行ってクッタクタになって検量前に戻ってきた時に調教師から「ごぼう抜きで勝ったよ」と聞きました。

“クセ馬図鑑"

▲ゲートで暴れてホライゾネットがズレるもそのまま勝利した(ユーザー提供:あすりさん)



──その後、三浦調教助手は調教騎乗専門の攻め専に転向したため、他の人を経て堀江厩務員が担当することになったんですね。

三浦 その後もパドックで曳くことがあったんですけど、当時騎手候補生だった小沢大仁と2人で曳いたら余計にグイグイ歩いてすっごくて汗だくにもなって、幸さんが「今日は一番ヤバいですね」と言うほどでした。その次のレースから堀江さんが担当になったんですけど、ひょいひょいっといなすというか、手のひらで転がすような感じです。

──ベテラン厩務員さんスゴし! です。

堀江 3勝クラスを勝った時は同着やったけどね。

──その後、1戦を挟んで重賞初出走となった高知の黒船賞も快勝しました。

堀江 イレ込んでいてね。パドックでは常歩でちゃんと歩いてくれましたけど、当日の朝に馬房を見に行ったら「あぁ、これはもうボロ(馬糞)を拾えないわ」ってくらいテンションが上がっていました。

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騎手、調教師、厩舎スタッフらがこれまでに出会った、最高に面白い“個性派”の競走馬たち。そんな愛すべきクセ馬たちの驚きの素顔をnetkeibaのライター陣がつづる、至極のエピソード集です

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