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【エリザベス女王杯・武蔵野S・デイリー杯2歳S・福島記念予想】最強牝馬決定戦を前に前走以上の雰囲気を感じる3歳馬

  • 2022年11月09日(水) 18時00分

高いポテンシャルを持つ2歳馬にも注目


 先週は3場ともに開催替わり。重賞を含め、良い結果を残せなかったことについては参考にしてくださった皆様に申し訳ないと反省するしかありません。ただ、開催替わりでは昨年もしくは前開催の調教傾向を参考にして、そこから見つけた調教適性を予想の根幹とすることを決めています。開幕週は結果が出ませんでしたが、継続すれば、トータルで結果が出る、そんな信念で頑張りたいと思いますので、今週も懲りずによろしくお願いします。

 さあ、今週のエリザベス女王杯。netkeiba.comの予想単勝オッズを見ると、デアリングタクトに秋華賞の1着2着が差がなく続くといったところ。重視する調教適性に関しては、ある程度決まりましたが、最終的な結論はウマい馬券で記したいと思います。ということで、ここでは今回と好走時との比較をしていますので、また参考にしていただければと思います。もちろん、他3つの平地重賞からも1頭ピックアップしていますので、こちらもどうぞ。

【武蔵野S/タガノビューティー】

 昨年の武蔵野Sは1番人気に支持されながら、6着という結果。もしかしたら休み明けというローテーションが影響したのかも知れません。そういったこともあり、今年はグリーンCCをひと叩きしての参戦。ちなみに昨年の最終追い切りはCWでしたが、6F時計が85秒台。一杯に追われてこの時計はどうだろうという感じでした。

 今年は自動計測のCWで6F78.8秒。これは自己ベストタイですし、これだけ動けたのも休み明けをひと叩きした効果かなと思います。状態に関しては問題ないでしょうから、あとは展開的に届くかどうか、そこでしょう。

調教Gメン研究所

状態に関しては問題ないタガノビューティー(11月1日撮影)


【デイリー杯2歳S/ダノンタッチダウン】

 1週前追い切りには川田将雅騎手が跨っていましたが、少し道中の折り合いに苦労する部分はあったかなと思いますが、それでも最後の直線は11.6秒、11.6秒の伸び。道中もきっちり脚はためて走ることができていたということなんだと思います。

 最終追い切りはCWで安田景一朗調教助手が跨りましたが、6F86.9秒。最後の直線も12.9秒、12.2秒ですから、数字的には地味になりましたが、今の気持ちの乗りなら、このくらいセーブした時計でいいはず。なにより今回のメンバーなら、この追い切りできっちり結果を出して欲しい。そのくらいのポテンシャルがある馬です。

調教Gメン研究所

結果の出せるポテンシャルはあるダノンタッチダウン(写真右、11月2日撮影)


【福島記念/ベレヌス】

 中京記念を55キロで制した後の京成杯AHが57キロ。5着という結果は微妙ですが、勝ち馬から0.2秒差なら決して悪くない内容だと思います。そこから少しレース間隔があいた今回ですが、調教量は十分。特に1週前追い切りはCWでデアリングタクトを追走するという内容。外を回って、ゴール前はこちらの方が手応え優勢にも見える動きでした。

 1週前追い切りがCWで併せ馬は中京記念、京成杯AHと同じ。調教内容は全く問題ないと思いますし、最終追い切りの坂路での4F時計がここ2戦よりも速くなったことも悪くないと思います。あとはレース展開とこの距離。ここは気になります。

調教Gメン研究所

レース展開と距離が気になるベレヌス(11月8日撮影)


【エリザベス女王杯/デアリングタクト】

 オールカマーでの6着がモヤモヤした結果になっていますが、個人的に調子が悪かったとは思えません。ただ、絶好調というのとも少し違うような気がするだけに、6着自体は決して評価できませんが、前走から今回に向けて、変化があってもよいはず、という期待は持っています。

 ただ、1週前追い切りのCWでの併せ馬はそこまで素晴らしいという感じではありません。秋華賞を勝った時の1週前はナムラドノヴァンを追走して外から先着しましたから、あの勢いほどは、という感じ。もちろん、これは辛めに評価しているだけで、悪いわけではなく、前走とあまり変わりないのかも、という評価。あとは枠順や天気、レース展開などで何着になるか、という感じだとは思います。

調教Gメン研究所

前走からの変化に期待のデアリングタクト(11月8日撮影)


【エリザベス女王杯/ナミュール】

 秋華賞前に栗東へ戻ってきた姿を見て、いい馬体になってきたなあと思っていましたが、11月8日に坂路で確認したその姿は前走以上といってよい雰囲気。トモには銭形文様が浮き上がっており、牝馬だと冬毛も目立ち始めているこの季節にこの毛艶は相当体調が良いのだろうなと感じさせてくれます。

 最終追い切りの坂路での時計は数字しか確認していませんが、前走時とほぼ同じですね。あとは映像でその動きを確認してどんな評価にするか。気になる方は、金曜夜更新予定の重賞捜査網をご覧ください。

調教Gメン研究所

毛艶から体調の良さを感じさせるナミュール(11月8日撮影)


◆次走要注意

・11/6 アルゼンチン共和国杯【ダンディズム】(10人/16着)

 パドックでその姿を観た時は、まず馬券圏内は確実だと。ただ、ゲートの出があれだけ遅いと話になりません。あれだけ馬群から離れては馬自身も気持ちが乗らないでしょうし、とにかく今回はノーカン。ひょっとしたら、最終追い切りはCWが馬の気持ちを乗せることになるのかも知れないので、そのタイミングでもう一度狙います。

[メモ登録用コメント] [芝長距離]最終追い切りがCWでラスト2Fが11秒台なら勝ち負け

◆開催おすすめの調教適性

<阪神芝2200m>
◎最終追い切りがトラック馬場で4F52.0秒以下
◎1週前追い切り、最終追い切りがともに坂路3F目以降12.9秒以下

 昨年のエリザベス女王杯はトラックにせよ、坂路にせよ、半マイルで速い時計が重要というレースになりました。このあたりが内回りのGIだと思いますし、牝馬限定らしく、前半はゆっくり流れるから後半は速さが必要ということだと思います。

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調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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