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【東スポ杯2歳S予想】牡馬クラシックの「カギを握る馬」が台頭する2歳重賞

  • 2022年11月18日(金) 18時00分

目につくのはハーツクライ系産駒の3頭


 翌年の牡馬クラシックの「カギを握る馬。能力基準となる馬」を輩出するレース。かつて「東京芝1800mに展開いらず」の金言があったが、坂のある直線の長い東京の1800mでは、レースの流れに関係なく未来のエース級が台頭する。昨年は前半1000m通過60秒3の緩いペースだったが、イクイノックスは上がり32秒9で後方から差し切る楽勝だった。

 今年も期待馬ぞろい。目につくのはダノンザタイガー、ハーツコンチェルト、そして孫世代のガストリック。2020年(19歳)を最後に種牡馬は引退したハーツクライ(父サンデーサイレンス)系の産駒が3頭もいて、みんな有力馬であること。ハーツクライは今年も総合リーディングサイアー部門で目下3位。芝を中心のJRA2歳サイアーランキングでは2位につけている。

「マイルCS」に5歳サリオス、「ジャパンC」にも6歳ハーツイストワールなど4頭の直仔が出走予定。早くから頭角を現し、途中で伸び悩みの期間があっても、5歳ころに再び活躍するのがハーツクライ系の大きな特徴とされる。

 中京の新馬2000mを前半後方から動いて進出、上がり33秒9(最後11秒8の部分は馬なり)で8馬身差の圧勝だったハーツコンチェルトに注目。中間も入念に乗り込み、最終追い切りも迫力満点だった。母の父Unbridled's Songアンブライドルズソングとの配合形はスワーヴリチャードと同じ。スケールを評価したい。

 東京の新馬1800mを後方から直線は大外、上がり33秒3で差し切ったガストリック(父ジャスタウェイ)は東京で勝った強みが大きい。次いで2戦目の新潟1800mの未勝利戦を快勝したダノンザタイガー。ハーツクライ系産駒の2頭が強敵。

 調教駆けしないので追い切りは物足りなかったが、母方がドイツ血統で、マイルCSのサリオスとは「いとこ」の関係。さらに祖母は、同じマイルCSのシュネルマイスターの祖母と姉妹の関係になるフェイトも怖い。父リアルスティール(父ディープインパクト)は先週のデイリー杯2歳Sのオールパルフェの快走で新種牡馬成績2位に躍進している。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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