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【チャレンジC予想】やがてトップクラスに成長する馬向きのレース

  • 2022年12月02日(金) 18時00分

この5年間の勝ち馬はすべて「3歳、4歳」馬だ。


 日曜の「チャンピオンズC」と勘違いしそうなレース名だが、こちらは2020年の勝ち馬3歳レイパパレや、2018年-2019年(3歳-4歳時)に出走していたステイフーリッシュのように、やがてトップクラスに成長する馬向きのレース。

 2017年から別定戦に変わったが、この5年間の勝ち馬はすべて「3歳、4歳」馬だ。世代交代の進む時期でもある。今年は5歳以上馬が14頭中11頭を占めるが、軸馬は若いグループから選びたい。

 4歳ソーヴァリアント(父オルフェーヴル)は、2020年の秋華賞2着馬マジックキャッスル(父ディープインパクト)と父が同父系の血統背景を秘めている。

 同時に、7勝した兄ソーグリッタリング(父ステイゴールド。2014年生まれ)とは、父が親子なので表面上は4分の3同血の弟だが、実際にはもっと似た血統背景を持つ。

 姉のマジックキャッスルは阪神牝馬S2着があった。兄ソーグリッタリングは阪神で2勝している。ソーヴァリアントは初コースだった昨年、このレースを完勝している。時計は平凡だが、スローのためで、2着ヒートオンビートに3馬身半差だった。

 その時と同じルメール騎手。9月末から間隔を空けたローテーションも同じ。今年もチャンス大だろう。一転のハイペースになる組み合わせではなく、前走こそ大敗したが心房細動のためで参考外。これからまだ大きな成長が望める。

 相手の筆頭としたいエヒト(父ルーラーシップ)、夏の七夕賞2000mをレースレコードの1分57秒8で快勝している。2馬身半差の2着がヒートオンビートだった。全5勝中2勝が阪神の内回り。差しタイプだが、コースも距離も合う。森廐舎だけにいつものことだが、追い切りは抜群に動いている。

 連穴には、いつも以上に動いた阪神【3-2-0-6】巧者エアファンディタ、変わらず元気いっぱいのディアマンミノル、先行できる4歳馬レッドベルオーブを加えたい。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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