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【有馬記念】タイトルホルダー 横山和生騎手×栗田徹調教師・対談!「昨年とは違う立場、感謝と責任を感じて」

  • 2022年12月21日(水) 18時02分
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▲横山和生騎手と栗田徹師の特別対談(c)netkeiba.com


ファン投票1位の支持を得て、有馬記念に出走するタイトルホルダー。前走の凱旋門賞は厳しい条件に苦戦するも、今年の春は天皇賞(春)・宝塚記念のGI2勝を含む3戦全勝。競馬関係者の中でも「現役最強馬」との呼び声高い同馬、今回の走りに注目です。

そんなスターホースの主戦を務めるのが、若き偉才・横山和生騎手。初コンビは昨年の有馬記念で、結果を積み重ねた今、「変えられないコンビになりました」と栗田調教師。

実は、調教師と騎手という枠を超えた、深い仲なおふたり。知られざる関係性、有馬記念抜擢の舞台裏、ノリさんからのアプローチなどなど、様々な話題が飛び交う貴重な対談、スタートです!

(取材・構成=赤見千尋)

ふたりの仲は「ビジネスパートナー以上、恋人以下」


──まずお二人の関係性から伺いたいのですが、タイトルホルダー騎乗前から交流があったのでしょうか?

栗田 タイトルホルダーに乗るようになって、厩舎スタッフも含めてさらに仲が深まったというのはありますが、一番最初のきっかけは僕が開業したての頃に転厩馬として預からせていただいたトウカイナックルという馬に乗ってもらったことですね。

和生 僕もまだ1年目でした。中山の芝1200mの未勝利戦だったんですよ。

栗田 そうそう。競馬に対して空回りしやすい子でね、こっちも結果を出したい、騎手も結果を出したい、という気持ちが強くて。今考えればすり合わせが上手く出来ずに終わってしまった気がしますね。

 時間が経って、今だったらという気持ちもあるけれど、そういう経験を共有して、積み重ねて来ての今なので。

和生 栗田先生はまだ年齢的にも若い自分の話も真剣に聞いて下さって、一緒に育てていくという感覚が強いです。「じゃあ次はこうしてみようか」と話し合える関係を作っていただいて、一人で戦っているわけではないということを感じさせてくれますね。

 栗田先生はもちろんですけど、厩舎スタッフも含めてそういう考え方なので、厩舎の雰囲気が温かくて、一緒に仕事をしていて楽しいです。

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▲一緒に仕事をしていて楽しいと感じる(c)netkeiba.com


栗田 和生は馬に乗って感じたことを僕やスタッフにわかる言葉で伝えてくれる。そこは和生の武器なんじゃないかな。だからタイトルホルダーが(和生騎手の弟の)武史から他の騎手にとなって、次のジョッキーはどうしようかとオーナーと話していた時に、僕から推薦したんです。

 ただ和生独自で山田弘オーナーや生産牧場の岡田牧雄さんとも信頼関係を作っていたからこそ、GOサインがでたわけですから。今の関係性でいえば、ビジネスパートナー以上、恋人以下ですね。

和生 (笑)

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▲和生騎手が独自で得た信頼が大きい(撮影:高橋正和)


昨年の有馬記念、和生騎手抜擢の舞台裏


──そんな関係性の深いお二人ですが、昨年の有馬記念のオファーというのはどういう形だったんですか?

栗田 オーナーや牧雄さんに推薦するからには、まず騎乗出来るか確認しなければと思って、「有馬記念、空いているか?」ってメールしました。

和生 夜にメールをいただいて。「もちろん空いています」ってすぐお返事したんですけど、僕にとっては夢みたいな話で

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