古豪や成長中の馬など、強敵は多数だが
キンシャサノキセキ(09年、10年連勝}、サンカルロ(09年2着同着。11年、12年連勝)、リアルインパクト(13年、14年連勝)を筆頭に、ガルボ、イスラボニータ、ダンスディレクター…など、何頭ものリピーターを送ってきた1400m重賞。スペシャリストには要注意だ。
人気の1頭グレナディアガーズ(父フランケル)は昨年のこのGIIの勝ち馬。テン乗りのC.デムーロ騎手で少し出負けしながら1分20秒3(上がり34秒0)で直線一気に差し切った。今年は海外遠征後になり、復帰の日程が変わったりしたが、入念な調整で仕上がっている。今年も鞍上に同じC.デムーロを配してきた。
1400mは【2-2-0-0】。母は7FのBCフィリー&メアスプリントを1着、2着したスピード系。14戦無敗の父フランケルはマイル戦中心でも、7Fも3戦3勝だった。
大外18番枠は有利ではないが、連続してBコース使用の開催7日目。外を回る差し馬不利という芝コンディションでもなくなるはずだ。グレナディアガーズはまだ戦歴11戦の4歳馬。全3勝が阪神の1400-1600m。崩れる危険は少ないと思える。
前走、同じ阪神1400mのスワンSを1分19秒8で快勝している7歳ダイアトニックと、猛然と追い込み0秒2差3着だったルプリュフォールの2頭が強敵。
そろそろ結果を出してくれそうなトゥラヴェスーラ、福永騎手を配してきた上がり馬トリプルエース(仏ダービー馬の父シャマーダルは芝1400m以下も3戦3勝)が連穴。有馬記念の前日にムリはできないが、急上昇中の4歳ルチェカリーナ、巻き返したいキングオブコージ(横山典弘騎手)は押さえたい。
当コラムの次回更新は1月6日(金)18時予定です。