昨年はイルーシヴパンサーが優勝(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
先週から開幕した東京芝は3着内に好走した30頭のうち24頭が最初のコーナーを4番手以内で通過、もしくは4枠より内。先行、内を通った馬が恵まれる馬場状況になっていた。
馬場状態は軽め。過去2年(2021年、2022年)も軽い馬場状態だったことは同じ。ただし、過去2年は外枠の差し馬が走りやすい馬場だったが、今年は先行馬有利。先週は近2年とは明らかに異なるトラックバイアスが発生していた。
過去2年の東京新聞杯も、外枠の差し有利。2022年はトラックバイアス「外有利・差し有利」と判定。5枠より外から最初のコーナーを二桁位置で通過した馬が1、3着。最初のコーナーを5番手以内で通過した馬は全て10着以下に凡走。2021年はトラックバイアス「 ・差し有利」と判定。二桁位置取り馬が2、3着。1着馬と3着馬は5枠より外だった。
先週の馬場状況が続くなら、ここ数年の東京新聞杯の傾向は踏襲されないだろう。先週の馬場は2016年に近い。
2016年の東京新聞杯は最初のコーナーを3番手以内で通過した馬が3着までを独占。4枠より内の馬が1、2着。3連単は35万馬券。先週のような馬場状況であれば、先行馬。なかでも内枠の馬を狙いたい。
注目のプレサージュリフト(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
プレサージュリフトの前走京都金杯は最初のコーナーを4番手で通過して3着。これまでとは全く異なる形の競馬を試みたが、結果的には不利な競馬になった。
逃げた馬は最下位。2番手通過が14着、15着と下位を独占したレース。トラックバイアス「 ・差し有利」と判定。先行するのは厳しい競馬で、実質的には勝ちに等しい内容を与えられる。
今回は前半に速い馬が少ないメンバー構成となっており、前走のようなレースが今回もできるようなら確実に先行できる。先週に近い馬場状況ならば有利。前走も内枠から先行できたため、今回も内枠が理想。
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