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微妙な馬場の変化

  • 2006年05月17日(水) 23時50分
 今回も西と東にこだわってみます。桜花賞がキストゥヘヴンで、ヴィクトリアマイルがダンスインザムード。西高東低のGI戦線にあって、牝馬は関東馬という傾向がオークスでも見られるのかどうか、完全に無視するわけにはいかないという思いが、少し持ち上がってきました。

 しかし、今年の3歳は1番人気が苦戦するという傾向の方が、受け取りやすい、そう考えた方がいいのかもしれません。やはり、こういう迷いはよくありませんね。

 先週のヴィクトリアマイルで、ちょっと気になったことがありました。

 馬場の整備、管理が行き届くことで、事前に内と外のコースの有利、不利がはっきりしすぎているのではないかという不満です。

 通常、雨が降らなくても内が悪くなっていくというのが通り相場です。それを考えるのが馬券検討の基本のようなもので、特に直線に入ってからの攻防の中に、有力馬がどうコースを選ぶかが大きな要素になっています。

 さらに言えば、外からの馬が末脚を伸ばすところに、レースの面白さがあります。

 それが、どう馬場が渋っても内コースがよく伸びるとわかっていたのでは、敗れた人気馬の敗因が考えなくても知れているという不都合が生じるのではないでしょうか。

 馬場が良ければ、多くの場合、経済コースを走った方が有利です。そのハンデをやわらげているのが、微妙な内外の馬場の変化なのだと考えられます。

 荒れた内コースをローラーで固めて、見た目芝がはげていても、実は、走りやすいという事実。多頭数では、それが知れていても外枠の馬の多くはどうしようもないでしょう。

 極端な馬場の悪化には手を下さねばならないでしょうが、等しく、どのコースを走るかの騎乗の技を競う場面も残しておいてほしいと、古い競馬ファンは願っています。オークス、ダービーのコースは、また変わります。

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ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。

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