▲昨年はスターズオンアースが勝利(c)netkeiba.com
2021年以降、阪神開催は京都競馬場改修の影響によりイレギュラーな開催スケジュール。桜花賞も2回開催の6日目にBコースで行われるのは同じだが、3年連続で連続開催の実質18日目。Bコース替わりの初週に行われることとなる。
近2年の桜花賞は結果として内を通る馬、先行に有利な状況。3着内に好走した6頭のうち5頭が4枠より内。そのうち3頭が最初のコーナー4番手以内で通過していた。
しかし、今年の阪神芝は連続開催の後半ながら、路盤の状態は依然として良好。雨の影響もうけなかった先週は軽めの馬場コンディション。
外回りは4レース行われ、上がり1位を出した馬が全て1着。3着内に好走した馬は全て上がり4位以内。また、3着内に好走した12頭のうち11頭が5枠より外。そのうち9頭が7枠より外。
末脚の要求度が非常に高く、位置取りは全く問われない。道中からスムーズに運べる外枠も有利な状況。近2年とは前週時点での馬場状況が全く異なっている。
先週まではAコースを使用。今週からはBコース替わりとなるものの、今年の阪神開催が始める前にAコース内ラチ沿いの芝のみが張り替えられており、状態の良かった部分がカバーされるため、Aコース時よりもさらに内を通るアドバンテージは薄れる可能性はある。引き続き、末脚が発揮されやすい馬場で上り上位馬。上りを出しやすい外枠有利のレースになることも想定される。
とはいえ、Bコースに替わる今週で近2年のような内有利な状況へ変化する可能性もある。直前の馬場状況はしっかりとチェックしたい。
現時点では先週のような馬場コンディション、状況になることを想定。末脚のしっかりしたタイプを狙いたい。
▲注目のラヴェル(撮影:下野雄規)
ラヴェルは1600mを使った近2走ともにほぼ最後方付近からのレース運び。
勝利した2走前のアルテミスステークスは馬場コンディション「稍軽い」。トラックバイアス「外有利・ 」と判定したレースで今回想定している馬場コンディション、状況に近い。
前走の阪神ジュベナイルフィリーズは強風の影響もあり、馬場コンディションは「標準」。トラックバイアス「 ・差し有利」と判定したレースで後方位置取りだったことは有利だった。さらに、デビュー戦は1800mで勝っているように1600mの超ハイペースは追走に苦労した。
今回は前走のようなハイペースが考えづらいメンバー構成。追走も楽。勝った2戦はどちらも7枠より外だったように、加速が遅いタイプなので、この馬自身にとっても外枠が合う。
外枠が不利にならない馬場で外枠を引けば面白い。枠順、土曜の馬場も見た上での最終結論はウマい馬券で公開する。
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