惜敗続きの
ドゥアイズ(牝3、栗東・
庄野靖志厩舎)が
桜花賞(3歳牝・GI・阪神芝1600m)でGI初制覇を目指す。
悔しいレースが続く。昨年7月の札幌の新馬を制したものの、続く
コスモス賞で2着に敗退。その後は3戦連続で重賞に挑戦して、
札幌2歳Sが2着、阪神JFが3着、
クイーンCが2着。1600mでも1800mでも、前に行っても後ろから行っても、どうやっても勝てない。ただ、どんな条件でも馬券圏内を外さない安定感は強みともいえる。
いい“お手本”がある。昨年の覇者
スターズオンアースは未勝利を勝った後、
赤松賞3着、
フェアリーS2着、
クイーンC2着だったものの、
桜花賞でGI初制覇。続く
オークスも制し、一気に名牝の座へと上り詰めた。しかも
ドゥアイズの父
ルーラーシップと
スターズオンアースの父
ドゥラメンテは、ともに
キングカメハメハ産駒、かつ
エアグルーヴ牝系出身という共通項あり。偉大な先輩に続く、2年連続となる1勝馬の戴冠を期待したい。