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【皐月賞予想】超縦長ハイペースの展開で一発期待できるホウオウビスケッツから高配当を狙う/倉本匠馬

  • 2023年04月14日(金) 18時00分

馬券に絡めば美味しい配当が期待できそうなホウオウビスケッツ(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規


展開予想
ハイペース

《一言コメント》
逃げ馬と先行馬が多数のメンバー構成も、おそらくグラニットが積極策に出そうでペース自体はかなり速くなるはず。スプリングステークスレベルに縦長となりそうで、ポジション取りと騎手の仕掛けどころがかなり重要になるだろう。そういう場面では枠も大切になってくるので、全ての要素を踏まえた上で最も有利に働く馬を見つけ出してそこから手広く馬券を買いたいところだ。前崩れの展開に対応できる馬は限られてるので、そこに焦点を当てて勝負したい。

各馬の並び
逃げ
グラニット

先行
グリューネグリーン
ショウナンバシット
トップナイフ
ホウオウビスケッツ
ラスハンメル
タスティエーラ

差し
ソールオリエンス
ワンダイレクト
フリームファクシ
ウインオーディン
ファントムシーフ
シャザーン
ダノンタッチダウン
べラジオオペラ
タッチウッド
メタルスピード

追い込み
マイネルラウレア

Vポジション候補
かなりの縦長に加えて例年よりもペースが流れそうなので、
【好位勢と中団から運ぶ馬、外から飛んでくる差し馬】
としておきます。

主に有力馬で該当するのは、
1.ソールオリエンス
2.べラジオオペラ
3.タスティエーラ
となりそうだ。

有力馬解説(A〜Eの5段階評価)
1.ファントムシーフ
展開◯ 馬場◯ コース△
前走はこの馬の良さが最大限に発揮される中での勝利で、どちらかと言えばやはり長い直線向きのタイプだろう。また、2走前の負け方が気になるところで、加速に時間を要することを踏まえても今回の展開でどこまでやれるか。人気ほどの信頼はない印象で、基本的には相手までの評価で問題ないと見ている。

総合評価
C

2.ソールオリエンス
展開◯ 馬場◯ コース◎
2連勝の内容はいずれも価値のある走りで、コース問わずに勝利した点は評価できるかなと。ただ、今回の最内枠に関しては痛恨の極みで、鞍上の乗りにくさ含めてかなり難しいレースが強いられるはず。もちろん実力面は評価しつつも、人気を加味するとかなり印をどの程度にするのか悩ましい1頭だ。

総合評価
B

3.べラジオオペラ
展開◎ 馬場◯ コース◯
前走は着差以上での勝利で、連勝中の内容ならばGIでも十分に戦える逸材。ただ、このタイミングでの乗り替わりは若干マイナスの印象で、似たような展開にはなりそうだがテン乗りでどこまでやれるかだろう。相手上位には必ず入れたい1頭ではあるが、鞍上の信用度含めて本命にはしづらいのが正直な感想である。

総合評価
B

4.トップナイフ
展開◯ 馬場◯ コース◯
重賞で常に上位に入っているように、安定感馬群のタイプで自在性のある競馬も魅力的である。ただ、好メンバーに勝つにはやはりワンパンチ足りない印象で、相手がさらに強化されるここは厳しい競馬が強いられそう。ここは相手の1頭までとしておきたいところで、掲示板レベルの確率で言えばナンバー1だろう。

総合評価
C

オススメの穴馬
1.ホウオウビスケッツ
展開◯ 馬場◯ コース◯
前走は前が相当流れる競馬を追いかけて踏ん張るレースで、着差以上に際どいレースだった。また、今回も似たような展開となりそうで、多頭数になって他馬が苦戦するような場面があればかなり楽しめそうである。ここは相手に必ず取り上げたい1頭で、馬券に絡めば美味しい配当が期待できそうだ。

総合評価
C

以上のようにそれぞれ計5頭をピックアップした上で、5段階評価で上位の馬をジャッジした。今年の皐月賞に関しては例年に比べるとかなりの混戦模様で、抜けている馬が全くいないので大波乱があっても不思議ではない。その中で、当日の馬場を見て、買うべき馬とそうでない馬をしっかりと見極めたいところだ。基本的な脚質の傾向としては、前がかなり流れる上に縦長の展開なのでポジション取りと中山との相性を意識した上で、それに枠や当日の進路取りなどを踏まえた上で馬券を購入したいレース。今年は重賞でそれなりの結果を残せているので、ぜひ読者の方は日曜日の最終的な◎のジャッジに期待して頂き、今週行われる4重賞をチェックして欲しいところです。



■プロフィール
倉本匠馬(くらもとたくま)
 インターネットメディア(ブログ・Twitter)などで競馬予想家アドマイヤ君として自らの予想術を駆使して、多数の読者・フォロワーを集める。無料・有料メールマガジンでの予想配信も行う。

【経歴】
2013年 マイナビ主催の競馬予想登竜門で優勝し、競馬予想GP公認プロとしてデビュー
2014年 倉本匠馬に改名。重賞レースで年間約140%の回収率をたたき出す
2015年 ほぼ4年に渡り競馬予想GPにて中央競馬予想家2位を継続。(2017年現在も)また、重賞レースで年間116.6%、G1レースでは232%の回収率を計上。
2016年 e-SHINBUNにおいて『fourmarks~新星競馬予想家の多角分析~倉本匠馬produce』の新聞販売開始。

【予想を主としてるファクター】
展開予想
→Vポジションという理論を使い、そのレースの中で最も恵まれるポジションを割り出し、勝ち馬を見つけ出す。

Vポジションとは
『その競馬場のコース形態や距離、当日の馬場状態、メンバーなどを考慮した上で、勝つ可能性が高い位置取りのこと』です。各レースの逃げ馬から最後方までの馬の並びやペースなどを予測し、そこから一番有利に働く馬のポジションを導き出し、勝ち馬を見つけ出す理論。

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。ときに冷静に、ときに大胆に直球勝負で攻める予想家たちの熱き見解は必見。 関連サイト:ウマい馬券

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