先週、シーキングザベストが東京ダート1400mを1分22秒4のレコードで快勝、日曜の古馬1000万下のダート1600mでも1分36秒1の好時計が記録されたように、雨で締まった状態になると極めて走りやすく時計の速いコンディション。今週も速い決着必至だろう。
ちょっとムラで、勝つか凡走かの極端な成績を残しているが、時計の速いコンディションでこそのトウショウギアに期待する。この馬、ダート8勝のうち5勝までが東京コース。東京ダート1400mではこれまで、1・10・7・14・1・5・1・1・3着の成績を残している。凡走と好走を繰り返しのように見えるが、大凡走があったのは1000万下時代のこと。それも4歳秋までの本格化途上のことだった。
5歳以降の東京ダート1400mに限れば、1・5・1・1・3着。霜月S(OP)勝ちも、根岸S(GIII)で小差3着もある。霜月Sは1分23秒2で、ミリオンベル(今回出走)以下に2馬身差の完勝。昨年のこの時期には、当時のレコードとわずか0.3秒差の1分23秒0の大差勝ち(前半46.4-上がり36.6秒)もある。上手く外枠を引き当てただけに、揉まれる心配もない。途中からシルヴァーゼットあたりを強気に交わしていく積極策で、時計勝負に持ち込めそうだ
立ち直ったカフェオリンポスと、まだまったく底を見せていないメテオバーストの2頭が相手本線だろう。
中京の金鯱賞は馬場状態(雨)に大きく左右されそうだが、単騎の逃げに持ち込めそうなコンゴウリキシオーだろう。時計が速すぎると鋭さ負けする危険大だが、渋り気味の芝ならフルに粘り強さが生きる。ヌレイエフ直仔の父ストランヴィンスキー(輸入)はスプリンター型にも近いが、幸いこの馬は平均ペース型。平坦なら2000mまでならOKだろう。