▲昨年はリバティアイランドが優勝(撮影:桂伸也)
暮れの阪神開催は昨年まで3年連続で京都競馬場の改修工事に伴ってイレギュラーなスケジュールで開催。阪神JFも昨年は連続開催20日目でBコース。開催4日目のAコース使用で行われるのは2019年以来だ。
Aコースで行われた2019年の阪神JFは異例のハイペース。例外的なレースパターンのため、参考にはしづらい。
2017年以降、阪神芝は路盤の状態が良化の一途を辿っていて、どんどん走りやすい馬場コンディションになってきている。近年のなかでは2017年、2018年に近いレースパターンになりそうだ。
2017年は馬場コンディション「稍軽い」トラックバイアスは「外有利・差し有利」と判定。
2018年は馬場コンディション「標準」トラックバイアス「超差し有利」と判定。
いずれも末脚の要求度が高いレースとなった。馬場コンディションが軽くなるほど内を通るアドバンテージは薄れる。
先週の阪神芝外回り(新馬戦除く)も軽めの馬場コンディションで5レース行われ、連対した10頭は全て上がり3位以内。3着内に好走した馬は全て上がり5位以内。また、3着内に好走した15頭のうち8頭が6枠より外。
今週も良好な天気予報となっており、先週と大差ない馬場コンディション、状況が想定される。
2017年、2018年のレース傾向。先週外回りの傾向からも末脚のしっかりしたタイプ、なかでも外枠から狙いたい。
▲前走で示した内容よりもさらに上昇が見込めるボンドガール(撮影:下野雄規)
ボンドガールの前走サウジアラビアRCはトラックバイアス「外有利・ 」と判定。当時は4回東京開催の開幕日。路盤の状態絶好で、軽い馬場コンディション。末脚の要求度が非常に高く、外枠が有利な状況だった。結果的に3枠より内の馬が3着までを独占したが、これらは全て本来よりもパフォーマンスを出せていない。実際に、7枠で4着だったレーヴジーニアルは次走で1勝クラスに出走しながら4着。1枠から僅差で3着だったシュトラウスは次走で東スポ杯2歳Sを勝ったように、外枠が恵まれていたのは明らか。
2着だった同馬も前走で示した内容よりもさらに上昇が見込める。自身の能力発揮と想定される馬場状況どちらも外枠が欲しい。
枠順も考慮した最終予想はウマい馬券で公開する。
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