▲昨年はヒシイグアスが優勝(撮影:下野雄規)
中山記念は2018年以降、6回のうち4回がトラックバイアス「前有利」
3着内に好走した18頭のうち14頭が最初のコーナーを5番手以内で通過。6番人気以下で3着内に好走した6頭のうち5頭は最初のコーナーを2番手以内で通過。
一方で、3番人気以内でも最初のコーナーを6番手以降で通過した馬は6頭いて1頭しか3着内に好走していない。毎年馬場コンディションは異なるが、一貫して前残り傾向となっている。
前開催となる1回中山の芝はCコースを使用して施行される。例年、その前年末から続く冬場の連続開催で傷みが進んだ状態で終了。2回中山は前開催で仮柵により保護されていたAコースへ戻る。内側の部分だけ芝が良好なグリーンベルト状態も発生しやすい。
中山芝1800mはコーナーまでの距離が近い小回りコースでもあり、前半にポジションを取っていた馬が恵まれている。
今週は週中、週末ともに不安定な天気予報。重めの馬場コンディションになれば、差し馬が末脚を活かすのはより難しい。先行馬を狙いたい。
▲ドーブネの巻き返しに期待したい(c)netkeiba
ドーブネの前走京都金杯はトラックバイアス「超内有利・ 」と判定。内を通った馬、内枠が極端に恵まれたレースで、外枠からでは厳しい状況だった。
2走前、3走前は1600mで連勝していたが、この2レースともに少頭数で道中のペースが遅かった。本格的な流れで先行するとなると、1600mでは距離が短かった。1800mになり、マイペースでも先行できそうな今回は巻き返しを期待したい。
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