もっとも難しい1600万クラスのハンデ戦。ましてここはほとんどが準OPにしては軽ハンデ妥当の評価で、56kg以上の馬は3頭だけ。その3頭、ひと息入っている。
無理筋といえばその通りだが、もう丸5年間も勝っていないシベリアンメドウの気配がいい。3連勝を記録したのは2001年の秋のこと。ここまでの全成績が[3-0-4-44]だから、もう48連敗。勝っていないどころか、2着にきたこともない。ふつうは終わっている状態だが、3走前の新潟芝1400m。全体に凡戦だったこともあるが、17番人気であわやの3着。1分21秒1の自己最高タイムを記録してみせた。いつも調教では動くが、この中間の動きは目立っていい。終わった状態ではないと考えたい。
51kgの軽ハンデ。ベストの1400mダート戦。だいたいがスタートで出負けする馬に、もまれない外枠。奇跡の復活があって不思議ない。順調にきている馬がごく少なく、みんなちょっとアテになりそうもないから…の大穴狙いで、ムキになって買うようなレースではないだけに、小額の流し馬券にとどめたいが、ここが目標という馬のいないレース。シベリアンメドウはともかくとしても波乱必至だろう。牝馬ながら馬力型で、ダート2戦2勝のホウショウルビーも同じ7枠なので、オッズ次第では枠連流しも考えたい。
京都のカシオペアSも、難解。3歳のGI馬ロジック(NHKマイルC)がマイルCSではなくこんなOP特別に出てきたり、一昨年の勝ち馬エリモマキシム、昨年の勝ち馬アサカディフィートなど7〜8歳馬もいる。デキの良さと、上がり馬の強みでホッコーソレソレーが軸馬。入念に乗り込んでルメール騎手を配してきた6歳ブラックカフェ、朝日杯2着のスーパーホーネットなど、伏兵にまで手広く流したい。