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根本的なところの再考を

  • 2006年11月15日(水) 23時51分
 エリザベス女王杯での1着馬無念の降着をどう捉えたでしょうか。競馬に潜む怖さを見る思いでした。

 それにしても、ディープインパクトに始まり、三冠達成ならずのメイショウサムソン、そしてカワカミプリンセスの今度の件と、よくないことが続きます。メルボルンCの快挙が薄れてしまうほどです。競馬ですからレース上の勝ち負けにこだわることもないのですが、様々なケースがこう続いてしまうと、ちょっと気が滅入ります。

 それに追い打ちをかけるように、ジャパンCに出走する外国馬が2頭だけになりそうだという情況が加わりました。

 今年は、日本馬の海外での活躍がめざましい年になりましたが、それに反比例する有様です。ディープインパクト、ハーツクライの存在がそうさせたとも考えられ、あまり追及することもないとも言えますが、同じアジア圏の国際競走の香港に、少し遅れを取っているのではないか、気になって仕方ありません。1990年代に入ってからずっと、日本は国際化計画を立て、2度の手直しの末、来年度は仕上げの1年となっている筈です。馬のレベルが上がったと言われるようになって久しいのですが、その割には盛り上がりを欠きます。これはどこに原因があるのか、そろそろ根本的なところの再考を加えるときではないか、このままでいいのか、足元を見つめたくなります。

 外国馬が来る来ないということより、競馬全体を見て、興趣があるものになっているのかどうか、なっていなければどうしたらいいのか、関わる者みんなが、それぞれの立場で考えなければならないでしょう。

 取りあえずは、ジャパンCでの白熱したレースを期待し、誰しもが熱くなるような、そして、これぞ世界レベルと実感させてくれることを祈り、競馬好きは、熱く語り合おうではありませんか。

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ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。

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