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体が小さいことの利点

  • 2006年12月13日(水) 23時51分
 小さな巨人という言葉があります。今年の朝日杯フューチュリティSを勝ったドリームジャーニーは416kgという小躯。デビューの頃はもっと体重はあったので、今後は、この馬体重がひとつのカギになりそうです。

 父がステイゴールドで母の父がメジロマックイーン、このチャンピオンは、とにかく気になる存在、4戦3勝で年を越すドリームジャーニーが小さな巨人になれるかどうか。来春の見所としておきたいところです。

 小さいと言えば、ジャパンCで鬱憤晴らしをしたディープインパクトのその時の馬体重は、436kgでした。デビューしたときが452kgで、2年経って一度もこの体重を超えたことがありません。これほど大成した名馬では、珍しいことです。

 二冠を制して秋を迎えても大きくならないディープインパクトを見て、さすがに成長していないという声は聞かれませんでしたが、多少の不満を抱く向きはありました。

 馬体が大きいから小さいからと言って、走るとか走らないとかいう理由にはならないのですが、ドリームジャーニーの場合は、スタートラインに立ったときが426kgでしたから、さらにその点に興味を覚えます。

 体が小さいことの利点、その一番大きなものは、脚元への負荷が少ないということでしょう。さらには、心肺機能にも影響がありそうです。ディープインパクトの運動機能の分析は、いろいろとなされていました。以前、関節が軟らかいからこそ、あの走法が生まれていると考えましたが、当然、筋力の強さもなければ無理でしょう。

 例えば、筋力の強さが同じであったなら、体重は少ない方が効率はいい筈です。それが桁外れの筋力であれば、他を圧するものになっていくと考えられます。こう見ていくと、ドリームジャーニーにどれほどの柔軟性があるかに、大きな関心が集まり、それによって来春の働きが見えてくるということになりますが。

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ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。

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