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競馬の素晴らしさ

  • 2006年12月20日(水) 23時51分
 今年はどんな興奮を味わえるのか、毎年有馬記念になると思っていることです。今回はディープインパクトの最後の一戦、それだけでこの思いは満たされています。

 こういうレースは、何よりもその現場にいることが一番で、競馬ファンなら、何度かはそういう場面に遭遇したことがあるでしょう。最近では、オグリキャップの平成2年、シンボリクリスエスの平成15年が、ラストランを宣言して劇的な勝利を飾っていました。

 さて、どちらがより劇的であったかは、当然前者となるでしょう。不振が続いてその日は4番人気、それでもスタンドにはオグリファンがつめかけ、入場人員は17万7779人。これは有馬記念の入場記録です。

 一方のシンボリクリスエスの時は12万4000余、それほどでもありませんでした。ですが、2着リンカーンに9馬身もの差をつけての圧勝劇。強さという面で圧倒し、見るものに強烈な印象を残したのでした。

 ディープインパクトの人気は、過去最高ですから、どれだけの人間が中山競馬場に入場するのか注目したいところです。

 去年は入場制限を呼び掛けていたこともあり、16万2000余の入場でしたが、今年は、その呼び掛けはしていません。ディープインパクトのラストランにふさわしい、多勢のファンを迎えた有馬記念であってほしいものです。そして、競馬を見る楽しさ、馬を見る楽しさを体感して、競馬の魅力を満喫していただきたいと思います。

 ディープインパクトで魂を揺さぶれた経験を大切に、この先、自分なりのスター馬を見つける面白さを発見することに、そのエネルギーを注いでもらいたい。競馬の素晴らしさのひとつはそこにあるし、それは得がたいものです。まずは、スタンドに立って、レースと馬と多勢のファンとの一体感、それを共に味わおうではありませんか。死力を尽くす人馬のプレイ、そこから力を貰おうではないか。

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ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。

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