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新潟大賞典

  • 2007年05月04日(金) 17時51分
 ハンデ戦で、フルゲートの新潟大賞典。そろそろOPで結果の出せそうな、西の5歳馬ブライトトゥモローを狙う。

 昨年の秋、東京1800mを快勝してOPに上がったときが上がり33.3秒。もちろんスローだったが、一瞬の切れ味というより速い上がりを楽々と抜け出してきた。

 そのあとOPで4戦、まだ結果は出ていないが、鳴尾記念も上がり3Fは33.8秒。前回の京都1800mは、上がり33.0秒でちょっと脚を余した感もあった。

 OPに上がっての4戦、0.8、0.6、0.1、0.2秒差。毎回あまり人気にはならないが、そろそろ連対突入があって不思議ない。メイキングテシオ、ライブハウスなど、どちらかといえば中央場所より平坦に近いコースで活躍馬を送る一族。昨年の新潟記念を快勝したトップガンジョーが、一族の代表馬になる。

 母の父トニービンというのが、ブライトトゥモローの場合、少し強気になれるところで、新潟は初コースになるが、東京1800mを圧勝した内容から、いかにもトニービンの血を受ける馬らしく、速い脚が長続きるすから長い直線が合うのではないかという期待がもてる。

 500kg台の大型馬で必ずしも器用な脚の使える馬ではないところも新潟向きだろう。

 デビューまもなく、この新潟コースでも2連勝して出世の糸口をつかんだマイネルレコルトと、前々走の中京記念の1分57秒3が光るフォルテベリーニ(こちらも母の父トニービン)の2頭が本線。気楽な立場になったダンスインザモアも、もちろん有力馬に入る。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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