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福島市制施行100周年記念

  • 2007年06月15日(金) 17時55分
 開幕週の福島。もちろん先行のスピード型有利は鉄則だが、距離1800mは案外ペースのゆるむところがなく、先行馬がハイペースを作ると差しタイプの台頭がある。

 3歳馬で、2勝はともに逃げ切りのホクトスルタンは行きたい。まして中舘騎手を配してきた。だが、同タイプのモエレフィールドも今回のデキは良く、これにダッシュ力のあるスルーレートあたりがからむと、そうそう先行有利ともならないだろう。

 関西馬リメインオブザサン(父サンプレイスは新潟記念の勝ち馬。中京記念2着)に期待する。4走前、1000万特別を抜け出して勝ったときが4か月半ぶり。ポン駆けは利く。

 2着が一度もない(3着も1回だけ)という特異な成績でムラ馬のようにみえるが、これは強気に再三オープンに挑戦してきたため。

 芝1700〜1800mの通算成績は[3-0-0-3]となるが、着外の3回は東スポ杯2歳S(左回り)、白百合S(左回り)と、ラジオNIKKEI賞。すべて強敵相手のオープンで、自己条件に限れば1、1、1着。ちょっと淡白でもろいとはいえるが、決してムラな成績を残してきたわけでもない。

 ここは3歳馬が相手(人気)の中心。ハイペースで前が少し鈍ってくれれば…の条件こそつくが、力負けする相手ではない。好勝負だろう。4頭出走の「3歳馬」が相手だが、モエレフィールドも少し押さえたい。

 函館のTVh杯は、もう完全に復活なったラッシュライフ中心。オープンから1000万への移動はきわめて有利。また、前走のテレビ愛知OPは13着とはいえ、前半3F32.4秒という中京のダッシュ記録ともいえる猛ペースを、この馬も32.6秒でつぶしに出たため。あれは仕方がない。13着とはいえ、オープンの1200mでわずか0.5秒差。そう大バテしたわけではない。相手妙味はナンヨーノサガ。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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